2024年度 学院等開講科目 工学院 機械系 機械コース
高精度加工学
- 開講元
- 機械コース
- 担当教員
- 平田 敦 / 青野 祐子
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 木3-4 (I3-107(I311))
- クラス
- -
- 科目コード
- MEC.G531
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
有用な機能をもつ機械を作りあげるには多くの種類の加工法が適用されている。そして,機能の高度化には高精度化が欠かせない.加工技術の観点から高精度化を達成するための加工法の原理・原則について明示的に理解し,修得することを目的とする。
1.機械の高度化とはどのようなことなのかを基礎に,高精度機械をつくるために要求される事項を明確にする.
2.さまざまな種類の加工法に共通する特徴を一般化し,高精度化に必要な加工技術要素や加工原理を明らかにする.
3.現在工業的に利用されている先端の高精度加工技術を抽出し,はたらいている原理を見出す.
到達目標
高度な機能を有し,有用な仕事をする機械を製造,生産するには多くの種類の加工技術が適用されており,加工の高精度化により達成されていることを出発点として,以下の知識と能力を習得する.
(1)高精度化の実現に寄与している加工原理・原則について明示的に説明できる.
(2)学部で学習したさまざまな加工技術について「高精度化」の視点で加工原理を説明できる.
(3)具体的な高精度機械を取り上げ,製造の際にはたらいている原理を見出すことができる.
キーワード
高精度機械,加工精度,加工原理,加工単位,強制加工,選択的圧力加工,加工エネルギ,多段階加工,被加工物
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
高精度な機械の構成,加工精度の概念,各種加工技術における高精度化の原理・原則について解説する.各回で,高精度機械をつくりあげるための技術を取り上げ,その製造に利用されている高精度化の原理を見出し,新たな原理に基づく加工法の探索を目指す.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 加工技術の位置づけ・役割 | 独自の視点で加工技術を体系化せよ. |
第2回 | 高精度な機械とは | 高精度機械が満たすべき機能的要件を説明せよ. |
第3回 | 加工精度,要素技術 | 加工精度とは何か,また加工における要素技術にはどのようなものがあるかを挙げよ. |
第4回 | 加工単位,強制加工 | 加工単位とは何か,また高精度化のためには加工単位をどうすればよいか.強制加工とはどのような加工法であり,高精度化のための原理は何かを説明せよ. |
第5回 | 選択的圧力加工 | 選択的圧力加工とは何か.具体的な加工法を示しながら説明し,高精度化のためにどのような原理が働いているかを示せ. |
第6回 | 加工エネルギ,多段階加工 | エネルギのどのような特性が高精度加工に必要かを説明せよ.複数加工技術が適用される生産プロセスにおける高精度化の原理を説明せよ. |
第7回 | 被加工物 | 高精度化を達成するための被加工物の特性および適切なとり扱い方について説明せよ. |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
中沢 弘,理工学講座 精密工学,東京電機大学出版局
参考書、講義資料等
日本学術振興会第136委員会編,精密加工の最先端技術,工業調査会
成績評価の方法及び基準
授業時間内での質疑・課題(50%),および対面での期末試験もしくは期末課題(50%)により,高精度化に関連する加工原理についての理解度を総合的に評価する.
関連する科目
- MEC.G211 : 機械材料工学
- MEC.G311 : 加工学概論
- MEC.G431 : 機械加工学
- MEC.J331 : マイクロ・ナノ加工基礎
- MEC.J532 : マイクロ・ナノ機械加工特論
履修の条件・注意事項
MEC.G211 : 機械材料工学およびMEC.G311 : 加工学概論を履修していること,または同等の知識を有すること.