2024年度 学院等開講科目 工学院 経営工学系
実験経済学
- 開講元
- 経営工学系
- 担当教員
- 大和 毅彦 / 酒井 良祐
- 授業形態
- 講義/演習 (ブレンド型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火7-8 (W3-501(W351)) / 金7-8 (W3-501(W351))
- クラス
- -
- 科目コード
- IEE.B206
- 単位数
- 110
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年3月17日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
講義の概要:
経済理論に基づく予測の精度を検証する手法として重要視されている実験的な手法を教授します。この講義では,「市場」「ゲーム」「メカニズムデザイン」という3つのトピックを取り扱います。はじめに,「市場」「ゲーム」「メカニズムデザイン」の各トピックに関する経済実験を行い,次に経済学に基づく理論予測を講義します。最後に,受講者のグループに実験データに関する分析を行ってもらい,分析結果を報告してもらいます。
講義の狙い:
経済学においては,すべての人間は合理的でかつ利己的な「経済人」であるとの想定の下で,経済現象の分析を行っています。しかし現実の人間は,経済学が想定するほど合理的でも利己的でもないかもしれません。例えば,多くの人々は裕福な暮らしをしている人を妬んだり,悲惨な境遇にある人を同情したりします。一方で,「経済人」はそのような感情とは無縁の存在で,自分の利益のみを追求しています。
「経済人」と現実の人間との間には上記のような相違があるため,経済学による理論予測と現実の経済現象との間に大きな隔たりが生じる可能性があります。その隔たりを把握するため,実験的なアプローチは必要不可欠なものとして求められています。本講義の目的は,経済実験を通じて経済理論と現実とを見比べる視座を養うことにあります。
到達目標
本講義を履修することによって次の能力を修得する。
(1) 受講者が独自に経済実験を実施できるようになる
(2) 実験データを解析し,実験結果の解釈ができるようになる
(3) 経済理論に基づく予測と実験結果との比較ができるようになる
キーワード
経済実験,市場,均衡,行動ゲーム理論,メカニズムデザイン
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
この講義では,「市場」「ゲーム」「メカニズムデザイン」という3つのトピックを取り扱います。はじめに,「市場」「ゲーム」「メカニズムデザイン」の各トピックに関する経済実験を行い,次に経済学に基づく理論予測を講義します。最後に,受講者のグループに実験データに関する分析を行ってもらい,分析結果を報告してもらいます。
第1回の講義時にグループ分けを行うので,欠席しないでください。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 市場 (1) 市場実験の実施 | 市場実験の実施法を説明できる |
第2回 | 市場 (2) 市場均衡の理論 | 市場均衡の理論を説明できる |
第3回 | 市場 (3) 市場均衡の安定性 | 市場均衡の安定性の理論を説明できる |
第4回 | 市場 (4) 問題演習 | 市場均衡の理論の練習問題を解くことができる |
第5回 | 市場 (5) 市場実験のフィードバック | 市場実験の実験データを分析できる |
第6回 | 行動ゲーム理論 (1) ゲーム実験の実施 | ゲーム実験の実験法を説明できる |
第7回 | 行動ゲーム理論 (2) 不平等回避の理論 | 不平等回避の理論を説明できる |
第8回 | 行動ゲーム理論 (3) 互恵性の理論 | 互恵性の理論を説明できる |
第9回 | 行動ゲーム理論 (4) 問題演習 | 行動ゲーム理論の練習問題を解くことができる |
第10回 | 行動ゲーム理論 (5) ゲーム実験のフィードバック | ゲーム実験の実験データを分析できる |
第11回 | メカニズムデザイン (1) メカニズム実験の実施 | メカニズム実験の実施法を説明できる |
第12回 | メカニズムデザイン (2) 支配戦略遂行の理論 | 支配戦略遂行の理論を説明できる |
第13回 | メカニズムデザイン (3) ナッシュ遂行の理論 | ナッシュ遂行の理論を説明できる |
第14回 | メカニズムデザイン (4) 問題演習 (5) メカニズム実験のフィードバック | メカニズムデザイン論の練習問題を解くことができる。メカニズム実験の実験データを分析できる。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
特になし。講義資料はOCW-iを通じて配布します。
参考書、講義資料等
講義資料はT2SCHOLAを通じて配布します。
成績評価の方法及び基準
実験経済学に関する理解度を評価します。宿題、レポート、試験で成績を評価します。
関連する科目
- IEE.B201 : ミクロ経済学第一
- IEE.B202 : ミクロ経済学第二
- IEE.B205 : 非協力ゲーム理論
履修の条件・注意事項
実験経済学に興味があること。