2024年度 学院等開講科目 理学院 物理学系 物理学コース
物理学特別講義発展第五
- 開講元
- 物理学コース
- 担当教員
- 川上 則雄
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 集中講義等
- クラス
- -
- 科目コード
- PHY.T634
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年3月17日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
「強相関電子系の物理」
講師:川上則雄(立命館大学)
本講義では、凝縮系物理の中心課題の一つである強相関電子系の理論的な取扱いについて説明する。まず、多体効果の典型例であり種々の量子現象に顔を出す近藤効果について概説する。近藤効果の遍歴系への応用として、強相関現象の解析に広く用いられている動的平均場理論を紹介し、モット転移について議論する。また、量子ゆらぎの大きい系の典型例である1次元相関電子系をとりあげ、Bethe仮説による厳密解と低エネルギーの普遍的性質を記述する共形場理論について説明する。これらを用いて1次元系の朝永ラッティンジャー液体を議論し、実験への応用についても紹介する。時間があれば、最近のトピックスとして、強相関系のトポロジカル現象についてもふれる。
到達目標
博士課程学生に対し、担当講師が設定する高い水準まで十分に内容を理解すること。
担当講師が設定する発展的課題を解決する。
キーワード
強相関系、近藤効果、低次元電子系、共形場理論、厳密解
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
集中講義形式で日本語で行う。
12/3(火)13:00-17:30(途中休憩含む)
12/4(水)13:00-17:30(途中休憩含む)
12/5(木)13:00-17:30(途中休憩含む)
場所:未定
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 序:強相関系とは | 担当講師が講義中に指示する。 |
第2回 | 近藤効果I | |
第3回 | 近藤効果II | |
第4回 | 動的平均場理論 | |
第5回 | 1次元量子系の厳密解 | |
第6回 | 共形場理論 | |
第7回 | 朝永ラッティンジャー液体 | |
第8回 | 共形場理論と朝永ラッティンジャー液体 | |
第9回 | 1次元強相関系の話題 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
教科書
特になし。
参考書、講義資料等
[1]「新版 固体の電子論」(斯波弘之、森北出版)
[2]「電子相関の物理」(斯波弘行:岩波書店)
[3] 「共形場理論と1次元量子系」(川上則雄、梁成吉:岩波書店)
成績評価の方法及び基準
授業中の質問や議論、および講義内容に関連したレポートによる。
関連する科目
- PHY.Q433 : 場の理論I
- PHY.Q438 : 多体系の量子力学
- PHY.S440 : 統計力学 III
- PHY.C450 : 固体電子論
履修の条件・注意事項
特になし。