2023年度 学院等開講科目 理学院 数学系 数学コース
数学特別講義G
- 開講元
- 数学コース
- 担当教員
- 小寺 諒介 / 大矢 浩徳
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 集中講義等 (本館2階201数学系セミナー室)
- クラス
- -
- 科目コード
- MTH.E531
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2023年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年7月8日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
概要:
ヤンギアンの表現論と,関連する可積分系の話題について講義する.
ねらい:
ヤンギアンは,可解格子模型の対称性から生まれた代数系である.そのテンソル積表現はYang-Baxter方程式・R行列と深く関係し,複雑かつ豊かな構造を持つ.また,近年シフトヤンギアンと呼ばれる変種も注目されている.この講義では,元々ヤンギアンが導入された動機と,その後発展した表現論の結果の一部を紹介する.加えて,シフトヤンギアンに関する最近の結果の一部も紹介する.証明を詳細に追うのではなく,手軽に計算できる具体例の説明を中心にするつもりである.
到達目標
・ヤンギアンの定義を理解し,生成元の具体的な計算ができるようなる.
・簡単な場合にテンソル積表現を計算できるようになる.
・シフトヤンギアンと可積分系の関係を理解する.
キーワード
ヤンギアン・量子群・Yang-Baxter方程式・R行列・表現論・可積分系
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
通常の講義形式で行う.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | ・Yang-Baxter方程式とR行列 ・ヤンギアンのRTT表示とDrinfeld表示 ・テンソル積表現 ・シフトヤンギアン | 講義中に指示する. |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
使用しない
参考書、講義資料等
講義中に指示する.
参考:https://www.math.s.chiba-u.ac.jp/~kodera/intensivelecture2023.html
成績評価の方法及び基準
レポート課題(100%)による.
関連する科目
- MTH.A301 : 代数学第一
- MTH.A302 : 代数学第二
履修の条件・注意事項
特になし