2022年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系 地球生命コース
地球生命研究基礎特論A
- 開講元
- 地球生命コース
- 担当教員
- 中村 龍平 / 関根 康人 / MC GLYNN SHAWN ERIN / JIA TONY Z / 原 正彦
- 授業形態
- 講義 (ライブ型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月3-4 (ELSI-1 205) / 木3-4 (ELSI-1 205)
- クラス
- -
- 科目コード
- ELS.C401
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2022年度
- 開講クォーター
- 1Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
化学反応はなぜ起こるのか、何がその速度を制御しているのか?この問いに関して、地質化学、電気化学、材料化学の視点より議論する。特に、生命起源の理解に欠かせない基本的な反応であり、かつ、地球規模でのエネルギー環境問題に直結する反応(窒素や二酸化炭素の固定化など)を軸に講義を展開する
到達目標
本講義を履修することにより、生命起源に関する最先端の知識を習得する。熱力学、反応速度論、電気化学、高分子化学を軸として複合的な視点から生命起源を学ぶことで、それぞれの学説の化学的な強みと弱みを抽出する力を習得する。
キーワード
生命起源、熱力学、反応速度論、電気化学、高分子化学
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
5人の教員が2-3回ずつの講義を担当し、生命起源(化学進化)における各分野の概説、およびその分野における最新トピックスについて、パワーポイントを用いた解説を行う。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 元素の起源 | 元素誕生の仕組みを説明できる。 |
第2回 | 平衡熱力学 | 平衡熱力学を説明できる。 |
第3回 | 化学反応速度論 | 化学反応速度論を説明できる。 |
第4回 | 電気化学反応速度論 | 電気化学反応速度論を説明できる。 |
第5回 | 膜エネルギー変換 | 膜を介した化学エネルギー変換の仕組みを理解する。 |
第6回 | 地球/生物電気化学 | 生体模倣触媒の研究動向について学ぶ。 |
第7回 | 前生物的化学反応 | 前生物的化学反応に関する研究動向を学ぶ。 |
第8回 | エントロピー | エントロピーを説明できる。 |
第9回 | 表面化学 | 表面物性を計測する手法について理解する。 |
第10回 | 酵素反応化学 | 酵素反応を理解できるようになる。 |
第11回 | RNA ワールド | RNAワールドに関する最先端の研究動向を学ぶ。 |
第12回 | プロトセル | 原始細胞の生成に関する研究動向を学ぶ。 |
第13回 | Disuccsion 1 | 熱力学、反応速度論、電気化学、高分子化学を軸として複合的な視点から、生命起源に関わる説の強みと弱みを抽出する。 |
第14回 | Disuccsion 2 | 熱力学、反応速度論、電気化学、高分子化学を軸として複合的な視点から、生命起源に関わる説の強みと弱みを抽出する。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
特になし。
参考書、講義資料等
必要に応じ講義開始時に資料を配付し、パワーポイントを用いた解説を行う。
成績評価の方法及び基準
各教員が提示する課題の提出ならびにプレゼンテーションにより評価する。
関連する科目
- ELS.C402 : 地球生命研究基礎特論B
- ELS.C403 : 地球生命研究基礎特論C
履修の条件・注意事項
履修条件は特に設けないが、関連する科目を履修しているなど、化学の基礎的な知識を持っていること。
その他
特になし。