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2022年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系 原子核工学コース

原子炉廃止措置工学特論

開講元
原子核工学コース
担当教員
加藤 之貴 / 小原 徹 / 原田 琢也
授業形態
講義 (ライブ型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
金5-6 (原講571)
クラス
-
科目コード
NCL.D501
単位数
100
開講時期
2022年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2025年7月10日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

講義の構成は、廃炉にむけた今後の展開を理解することを目標とし開講します。スリーマイル島事故やチェルノブイリ事故における事故炉の廃止措置の状況、福島第一原発の現状、燃料デブリの状況とその取出し技術、汚染水などの処理(除染)・処分技術、事故炉の解体技術などを学びます。現場で廃炉に参加している事業者を非常勤講師として講義を進め、事故炉の廃止措置に関わる課題を具体的に理解します。廃炉に必要なプロセスを工学的に理解し、廃炉の円滑な実施ができる基礎力を涵養します。

到達目標

【到達目標】本講義は福島第一原子力発電所の廃止措置に関わる諸問題(燃料デブリの取出し、原子炉解体、解体廃棄物・汚染水・瓦礫等の処理処分)を理解し、廃炉にむけた今後の展開を理解することを到達目標とします。
【テーマ】TMIやチェルノブイリなど事故炉の廃止措置に関するこれまでの知見、燃料デブリの状況把握と取出し技術、汚染水・汚染土壌・瓦礫の処理処分技術、原子炉解体、廃炉措置にむけた今後の展開を講義していきます。

キーワード

廃止措置、燃料デブリ、

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

授業90分、演習

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 過酷事故原子炉の廃炉(TMI事故、チェルノブイリ事故) 過酷事故原子炉の廃炉のプロセスを説明できる。
第2回 福島第一原子力発電所の現状 福島第一原子力発電所の現状を説明できる。
第3回 燃料デブリの存在状態と取り出し技術 燃料デブリの存在状態と取り出し技術を説明できる。
第4回 汚染水の浄化技術と廃棄物処分 汚染水の浄化技術と廃棄物処分を説明できる。
第5回 汚染土壌、ガレキ等の除染技術と廃棄物処分 汚染土壌、ガレキ等の除染技術と廃棄物処分を説明できる。
第6回 事故炉の解体技術 事故炉の解体技術を説明できる。
第7回 解体廃棄物の処理処分 解体廃棄物の処理処分を説明できる。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

未定

参考書、講義資料等

未定

成績評価の方法及び基準

福島第一原子力発電所の廃止措置の現状、必要となる技術、今後の課題等の理解度を評価する。演習(40%)、レポート(60%)で成績を評価する。

関連する科目

  • CAP.E362 : 原子力化学工学

履修の条件・注意事項

特になし

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

加藤之貴教授、yukitaka[at]nr.titech.ac.jo、内線2967
原田琢也准教授、harada.t.an[at]m.titech.ac.jp、内線3292

オフィスアワー

10:00-17:00