2022年度 学院等開講科目 物質理工学院 初年次専門科目
物質理工学概論B
- 開講元
- 初年次専門科目
- 担当教員
- 中嶋 健 / 林 幸 / 原田 琢也 / 淺井 茂雄 / 山口 猛央 / 戸木田 雅利 / VACHA MARTIN / 宮内 雅浩 / 松本 英俊 / 桑江 良明 / 田中 浩士
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 木5-6 (講堂)
- クラス
- -
- 科目コード
- XMC.A103
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2022年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
物質理工学院の新入生を主な対象とし、物質理工学概論Aを踏まえて、物質理工学の専門科目の導入となる材料系と応用化学系の基礎を学ぶ。また、基礎から研究を見据え、世界で活躍できる技術者・研究者に成長するための道筋を示す。さらに科学者・技術者倫理について学ぶ。また英語での講義を聴講する体験を通じて、自らの将来像を確立する。
到達目標
物質理工学の基礎を理解する。
キーワード
物質理工学の基礎と技術、研究課題
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
本講義は、4名の担当教員によるオムニバス形式で、物質理工学における基礎と最新の研究トピックスを例に紹介する。また,授業後半では、科学者・技術者倫理について学び、英語での講義を聴講する。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 応化系 山口 猛央 水素社会の必要性とエネルギー材料の設計・開発 | 再生可能エネルギーを大規模に使う水素社会の必要性とそのために必要な水電解および燃料電池材料およびデバイスはどの様に設計するのかを理解します。 |
第2回 | 応化系 戸木田 雅利 高分子の高次構造と物性機能設計 | 高分子物質に特徴的な階層構造,すなわち,化学構造(1次構造),1本の分子鎖の形態(2次構造),分子鎖が集合した高次構造,を説明できるようになる.高次構造を制御することで,高分子の物性機能が設計できることを理解できるようになる. |
第3回 | 材料系 宮内 雅浩 半導体を用いた光エネルギー変換 | 無機半導体を用いた太陽光エネルギー変換や、環境浄化光触媒などについて学ぶ。半導体のバンド構造や、表面の触媒反応について、基本を理解する。 |
第4回 | 材料系 松本 英俊 教授 物質輸送から見た高分子材料の構造と性質 | イオン、電荷キャリア、分子などの輸送現象を通して有機高分子材料の構造的な特徴を理解する。燃料電池、二次電池、太陽電池などエネルギー分野で利用される高分子材料についても紹介する。 |
第5回 | 桑江良明 非常勤講師、応化系 田中 浩士 准教授 研究者倫理と安全教育 | 研究者倫理の重要性を理解し、さらに安全に関する注意点についても学ぶ |
第6回 | 材料系 バッハ マーティン教授 英語による授業聴講体験「1分子レベルで調べる有機材料のナノスケール特性及び機能」 | 英語による授業聴講の体験、単一分子の観察や分光を通してナノスケール領域で有機材料や高分子材料における構造、光物性、およびその機能について理解する |
第7回 | 進学相談会 | 進学相談会 (出席)クラス担任、両系主任、概論A,B講義担当教員 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
なし
参考書、講義資料等
なし
成績評価の方法及び基準
レポートと試験
関連する科目
- XMC.A101 : 物質理工学リテラシ
- XMC.A102 : 物質理工学概論A
- XMC.A104 : 物質理工学概論C
履修の条件・注意事項
物質理工学リテラシ―、物質理工学概論Aを受講していることが望ましい。