2022年度 学院等開講科目 工学院 機械系 機械コース
ソフトロボット学
- 開講元
- 機械コース
- 担当教員
- 鈴森 康一 / 遠藤 玄 / 新山 龍馬 / 福田 憲二郎 / 中嶋 浩平 / 古川 英光 / 平井 慎一
- 授業形態
- 講義 (ライブ型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 金7-8
- クラス
- -
- 科目コード
- MEC.H533
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2022年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
ソフトロボット学は近年急速に発展し,ロボティクスを学ぶ学生にとって必須の領域・素養となってきた.従来のロボットが金属製の硬い身体・精密に動作するサーボモータ・緻密なプログラミングから構成され,パワー・精度・確実性を目指してきたのに対し,ソフトロボットは柔らかな身体とアクチュエータ・適応性に富む知能から構成され,様々な動作状況に応じた適応性を実現する.この新しいロボティクスの考え方と最新の研究状況について教授する.
到達目標
本講義を履修することによって次の能力を習得する.
1) ソフトロボット学の基本的な考え方と可能性を従来のロボティクスと対比しながら説明できる,
2) ソフトロボット学の最新の研究状況の概要を説明することができる,
3) ソフトロボットに関する,機械,電気,材料,情報,生物の基礎を説明できる.
キーワード
ソフトロボット,ソフトアクチュエータ,機能性高分子,バイオミメティクス,ソフトコンピューティング
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
メカニズム、エレクトロニクス、制御、材料科学、コンピューター科学、および生物学の視点から,ソフトロボット学を構成する各トピックと概念を説明します.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | ソフトロボット学の概要 | ソフトロボット学の全体像,考え方,生き物との関連 |
第2回 | 柔軟な身体設計 | しなやかなロボット身体の設計,考え方,可能性 |
第3回 | フレキシブルエレクトロニクス | フレキシブルエレクトロニクスの設計,現状,応用 |
第4回 | ソフトロボットにおける情報処理 | ソフトロボットにおける情報処理,フィジカルリザバーコンピューティング |
第5回 | ソフト材料の3Dプリンティング | ソフト材料,ゲル,3Dプリンティング |
第6回 | 柔軟物の力学 | 柔軟物のモデリングと力学的取り扱い |
第7回 | ソフトロボットの応用 | ソフトロボットの応用例,可能性 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
特に使用しない.資料は,適宜,OCWi等で配布する.
参考書、講義資料等
OCW-iに適宜公開する.
成績評価の方法及び基準
宿題のレポートで評価する.
関連する科目
- MEC.H434 : 先端アクチュエータ
- MEC.H531 : ロボットの制御系設計
履修の条件・注意事項
特になし.