2021年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系
エネルギー・資源変換化学第二(化学エネルギー変換)
- 開講元
- 応用化学系
- 担当教員
- 山中 一郎
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 木1-2 (S224)
- クラス
- -
- 科目コード
- CAP.A352
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2021年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
【講義の概要】 環境保全のために重要な効率よく化学エネルギーを電気エネルギーに変換する化学技術,あるいは電気エネルギーを化学エネルギーに変換する化学技術について解説します.
【講義のねらい】 化学熱力学,電気化学,触媒化学,反応速度論,あるいはエネルギー科学などを有機的に結びつけた発展的化学の一つであるエネルギー・資源変換化学について学習します.各種電池反応や電解合成反応について,化学現象を正しく理解することを目標にしています.
到達目標
本講義を履修することによって次の能力を修得する。
(1)化学エネルギーと電気エネルギーが相互変換できる化学原理および機構を理解できる。
(2)化学エネルギー,化学熱力学,電気化学,反応速度,触媒化学と燃料電池反応,電解合成反応の結びつきが理解できる。
(3)エネルギー・資源変換に関わる全体像を理解できる。
キーワード
化学エネルギー、電気エネルギー、相互変換、燃料電池反応、電解合成反応
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
本講義は,(1) エネルギー変換全体像,(2) 熱力学とエネルギー変換の関係,(3) 各種燃料電池とその反応,(4)燃料電池型電解合反応
に関して学習します.最終回に理解度確認のための演習と解説を行います.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | エネルギー,環境,化学熱力学と電気化学 | エネルギー,,環境,化学熱力学と電気化学の関係が説明できるようになる. |
第2回 | 電気化学と触媒化学 | 電気化学と触媒化学の関係が説明できるようになる. |
第3回 | 燃料電池と表面反応 | 燃料電池と表面反応との関係説明できるようになる. |
第4回 | 水電解と燃料電池 | 水の電気分解反応と燃料電池反応の関係が説明できるようになる. |
第5回 | エネルギー変換化学の調査発表と討論(1) | エネルギー変換化学の詳細を調査発表し,議論することにより理解を深める |
第6回 | エネルギー変換化学の調査発表と討論(2) | エネルギー変換化学の詳細を調査発表し,議論することにより理解を深める |
第7回 | エネルギー変換化学の調査発表と討論(3) | エネルギー変換化学の詳細を調査発表し,議論することにより理解を深める |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
電気化学の基礎,喜多英明,魚崎浩平著,技報堂出版 (1983/01),ISBN-13: 978-4765503532
参考書、講義資料等
特になし
成績評価の方法及び基準
【理解度確認のための演習(85%),講義参加度(15%)(講義参加度は講義毎での小演習や討論等により決定する)
関連する科目
- MAT.P203 : 物理化学(化学反応速度論)
- MAT.P204 : 物理化学(化学熱力学)
- CAP.E351 : 電気化学
履修の条件・注意事項
履修の条件は設けないが、本講義を理解するためには物理化学第二(化学熱力学)、物理化学第三(反応速度論)、電気化学を履修していることが望ましい.
その他
特になし