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2021年度 学院等開講科目 工学院 情報通信系 情報通信コース

IT社会と情報セキュリティ

開講元
情報通信コース
担当教員
大山 永昭 / 岩丸 良明 / 谷内田 益義 / 李 中淳 / 土居 仁士 / 作田 吉弘 / 庭野 栄一
授業形態
講義
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
火3-4 / 金3-4
クラス
-
科目コード
ICT.H513
単位数
200
開講時期
2021年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2025年7月10日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

高度情報通信社会の構築に必要となる情報セキュリティ関連の技術として暗号方式やICカードシステムなどの基盤技術を習得するとともに,政府等で進められている情報政策への取り組み事例などを通して,実際のIT社会へのどのように展開されているかについて技術,運用,制度等の視点から学びます。
具体的な講義項目は,暗号技術やネットワークセキュリティ、情報処理技術、我が国におけるICT政策などです。
本講義では,従来学んできた様々な情報技術がどのように実社会で利用されているかを,具体的な事例を踏まえて習得し,今後,情報通信工学の技術者となるために必要な基礎を築くことを目的としています。

到達目標

本講義を履修することによって,以下の能力を習得する
1)社会情報システムの基礎から応用までの知識を体系的に身につける
2)その実際の応用や解決が求められている課題について理解することができる

キーワード

情報システム、情報セキュリティ、ネットワークセキュリティ、社会情報システム、政府調達

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

各回ごとに講義を行いますので、授業後に講義の復習を行ってください。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

情報化社会・情報セキュリティ

情報とデータの違いを説明できるようになり、情報化社会の重要性を説明できるようになる

第2回

暗号技術とネットワークセキュリティ

ネットワーク分野で用いられている暗号化手法を説明できるようになる

第3回

我が国のIT政策の概要 及び ICTの研究開発の在り方

IT政策の立案方法を理解し、それを踏まえた研究開発立案方法を説明できるようになる

第4回

ICT分野における標準化政策の概要

情報分野の標準化手順を説明できるようになる

第5回

認証の手法とICカード

ICカードを用いた認証システムを説明できるようになる

第6回

情報システム構築と第三者評価

情報システムの第三者評価の仕組みを説明できるようになる

第7回

情報セキュリティ

世の中で利用されている情報セキュリティ技術を説明できるようになる

第8回

事例に見る情報セキュリティ

具体的なシステムでどのようにセキュリティ技術が使われているかを説明できるようになる

第9回

情報システム専門家の倫理

情報システムの専門家に必要な倫理観を説明できるようになる

第10回

情報システム専門家の自己研鑚

情報システムの専門家としての自己能力向上法を説明できるようになる

第11回

政府調達

政府調達の仕組みを説明できるようになる

第12回

政府情報システム

政府情報システムの構築手順を説明できるようになる

第13回

番号制度

番号制度の仕組みを説明できるようになる

第14回

医療分野の情報化

医療分野の情報化の状況を説明できるようになる

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし

参考書、講義資料等

授業で扱う全ての資料は、事前にOCW-iにアップする。

成績評価の方法及び基準

IT技術、情報システムなどに関する理解度を評価する。授業課題・小テスト・期末レポートで成績を評価する。

関連する科目

  • ICT.H404 : 医用情報処理

履修の条件・注意事項

特になし