2020年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
人間文化論C
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 若松 英輔
- 授業形態
- 講義 (ZOOM)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月5-6 (W936) / 木5-6 (W936)
- クラス
- -
- 科目コード
- LAH.H315
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2020年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では、自己と他者、さらには意識と無意識の関係を考察することで、「生」とは何かの思索を深めていく。
講義は、二部構成になっている。
一部は、若松英輔における河合隼雄の『生と死の接点』を精読。河合は代表的なユング心理学研究者であり、臨床家、思想家でもあった。
第二部ハ、大塚紳一郎における「ユング心理学入門」である。大塚氏は、ユング心理学の研究家であり、臨床家、そしてユングの著作を複数冊翻訳している。
中間レポート、最終レポートでは、それぞれ二〇〇〇文字程度の文章を書く。
真摯、かつ主体的な参加意識をもって授業に臨むことを強く望む。
*基本的には音声録音した講義とレジュメをOCW-iにアップする。Zoomでは行わない。
*これからの理由から録音による講義とし、質問はメールにて受け付け、次回あるいは、次々回の講義にて重要な質問については可能な限り回答する。
*今私たちは、文字通りの意味で「歴史的」な転換点に立っています。それを生き抜く「危機の心理学」「危機の叡知」を皆さんと考えていきたいと思います。
到達目標
本講義を履修することによって、次の能力の習得を目標とする。
1)「自己」と「他者」の関係を考える。
2)「意識」と「無意識」、それぞれのはたらきをめぐって討議、考察し、そして発表することができる。
3)自己の経験、心情を基盤にした言語表現ができる端緒をつかむ。
キーワード
心理学、文学、芸術、人間、文化
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
毎回、重要な個所を指摘し、考察を深めていきます。文章(随想)を書く機会を設けます。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 授業ガイダンス | 全体の説明 |
第2回 | ユング心理学入門① | ユング心理学とは何かを考える |
第3回 | ユング心理学入門② | ユング心理学とは何かを考える |
第4回 | ユング心理学入門③ | ユング心理学とは何かを考える |
第5回 | ユング心理学入門④ | ユング心理学とは何かを考える |
第6回 | ユング心理学入門④ | ユング心理学とは何かを考える |
第7回 | ユング心理学入門⑤ | ユング心理学とは何かを考える |
第8回 | ユング心理学から「意識」と「自己(self)」とは何かを考える① | 「自己」とは何かを考える |
第9回 | ユング心理学から「意識」と「自己(self)」とは何かを考えるる② | 「自己」とは何かを考える |
第10回 | ユング心理学から「意識」と「自己(self)」とは何かを考える③ | 「自己」とは何かを考える |
第11回 | ユング心理学から「意識」と「自己(self)」とは何かを考える④ | 「自己」とは何かを考える |
第12回 | ユング心理学から「意識」と「自己(self)」とは何かを考える⑤ | 「自己」とは何かを考える |
第13回 | 最終レポートの準備 | 最終レポートの準備 |
第14回 | 総括と質疑応答 | 総括と質疑応答 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
河合隼雄の二著作『ユング心理学入門』『生と死の接点』(岩波現代文庫)を準備することが望ましい。
参考書、講義資料等
特になし。
成績評価の方法及び基準
授業への参加(30%)
中間レポート(35%)
期末レポート(35%)
関連する科目
- LAH.H216 : 人間文化論B
履修の条件・注意事項
特になし。
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
wakamatsu_e[at]lia.titech.ac.jp
その他
特になし