2020年度 学院等開講科目 環境・社会理工学院 技術経営専門職学位課程 技術経営専門職学位課程
イノベーション論 I
- 開講元
- 技術経営専門職学位課程
- 担当教員
- 藤村 修三
- 授業形態
- 講義 (ZOOM)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 土5-6 (CIC913)
- クラス
- -
- 科目コード
- TIM.B410
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2020年度
- 開講クォーター
- 1Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
イノベーション論Ⅰ、Ⅱの目的は、改変行為により社会的利益を生み出すための条件を受講生が自分で考えることができるようにすることである。従って、ビジネス書やビジネス雑誌で述べられているような単なる事例解説は行わない。自らがイノベーションを実現するために、まず第一に必要なのは自分の状況を踏まえ課題を発見・分析し、実行可能なイノベーションについて考察できるようになることである。そして次に、既存の理論や事例分析が成り立つ条件を検証し、自らのイノベーション実現のために利用可能かどうかを判断できるようになることが必要がある。
イノベーション論Ⅰでは学生が第一段階の目的を達成できるよう、イノベーションの概念定義を行った後、講義とグループワークを通じて、技術と市場の関係を考えることを行い、自らの課題を分析するための始点を与える,。
シュムペータ-とドラッカーによって定義された「イノベーション」の概念を説明した後ドラッカーの「イノベーションと企業家精神」で述べられている「イノベーションの機会」について議論し、市場と製品の関係について大まかな理解を促す。
到達目標
知識としてイノベーションの概念や事例を覚えるのではなく、自らがイノベーションの推進者となることを意識すること。
自らが面している課題をイノベーション契機ととらえ、課題を分析し解決策を考え始められるようになること。
概念システムとして解決策を考える必要性を理解する。
キーワード
イノベーション 新結合 概念システム
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
グループワーク発表の日は発表の後に全体で議論を行う。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | ガイダンス:MOTの学び方 | とくになし |
第2回 | グループ分け。 日本企業の特徴について | グループメンバー間での連絡体制構築 |
第3回 | イノベーションとは? シュムペーターとドラッカーの考え方を紹介 イノベーションが確率を含む概念であることを理解 | 第4・5回グループワークの課題提示 |
第4回 | グループワーク;イノベーションの機会1~4の事例紹介. | 第6・7回グループワークの課題提示 |
第5回 | グループワーク;イノベーションの機会5~8の事例紹介 | とくになし |
第6回 | グループワーク;ドラッカーはイノベーションの機会の順をどのように決定したのか? | レポート課題提示 |
第7回 | グループ・ワーク:機能体の共同体の事例紹介組織の特徴と機能についての議論 組織の特徴と機能についての議論 | 2QⅡ第2回オープンイノベーションの課題提示 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
なし
参考書、講義資料等
ピーター・ドラッカー「イノベーションと企業家精神」
講義で資料は配付する
成績評価の方法及び基準
レポート80% 講義貢献20%
関連する科目
- イノベーション論Ⅱ
履修の条件・注意事項
この科目は,「イノベーション論 II」の「履修前提科目」である。