2020年度 学院等開講科目 環境・社会理工学院 社会・人間科学系 社会・人間科学コース
政治・法律・行政分野方法論F1
- 開講元
- 社会・人間科学コース
- 担当教員
- 江川 緑
- 授業形態
- 講義 (ZOOM)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 金3-4 (Zoom)
- クラス
- -
- 科目コード
- SHS.P462
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2020年度
- 開講クォーター
- 3~4Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
フィールドワークは、「現場」をなによりも大切にする方法論です。研究対象である地域や集団(現場)に入り、現場で起きている事象を読み解き、論理的な解釈を加えることで、現場が抱える課題の発見・解決につなぎます。変化が激しく、既存の理論に収まりきれない複雑な現代社会を読み解くための強力なツールといえます。
講義では、フィールドワークの基礎知識と技法を、体験的学習を交えて学びます。
到達目標
1)フィールドワークの基本的特徴・技法を説明できる。
2)客観的なフィールドノーツの記述ができる。
キーワード
フィールドワーク
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
基礎知識を学習後フィールドノーツの書き方を実践的に学び、さらに文献を通した学びを深める。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 授業オリエンテーション: フィールドワークとは | 授業の概要とフィールドワークの基礎知識を理解する。 |
第2回 | フィールドワークの基礎知識 | フィールドワークの基礎を学ぶ |
第3回 | フィールドノーツの作成と検討1 | フィールドノートの書き方を習得する。 |
第4回 | フィールドノーツの作成と検討2 | フィールドノートの書き方を習得する。 |
第5回 | フィールドノーツの作成と検討3 | フィールドノートの書き方を習得する。 |
第6回 | 分析の基礎 | 分析の基礎を学ぶ、 |
第7回 | 中間復習 | これまでの学びを整理する。 |
第8回 | フィールドワークのプロセス1 | 概要と現場の選択を学ぶ |
第9回 | フィールドワークのプロセス2 | 研究倫理と現場の入り方を考える |
第10回 | フィールドワークのプロセス3 | 概念力をきたえる |
第11回 | フィールドワークのプロセス4 | 実例に学ぶ |
第12回 | フィールドワークのプロセス5 | データの分析方法を学ぶ |
第13回 | フィールドワークのプロセス6 | 発表方法を学ぶ |
第14回 | 総復習 | 全体を振り返る |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
小田博志、エスノグラフィー入門 <現場>を質的研究する、春秋社(2010)
参考書、講義資料等
菅原和孝、フィールドワークへの挑戦、世界思想社(2013)
成績評価の方法及び基準
出席(30%)とレポート(70%)による
関連する科目
- SHS.P441 : 政治・法律・行政分野特論S1A
- SHS.P442 : 政治・法律・行政分野特論S1B
- SHS.P443 : 政治・法律・行政分野特論F1A
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- SHS.P461 : 政治・法律・行政分野方法論S1
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- SHS.P682 : 政治・法律・行政分野プロジェクトF3
履修の条件・注意事項
特になし