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2020年度 学院等開講科目 環境・社会理工学院 融合理工学系 地球環境共創コース

地球環境共創のための科学メディアとコミュニケーション

開講元
地球環境共創コース
担当教員
野原 佳代子 / ANDREWS EDEN MARIQUIT / SALANI Giorgio
授業形態
講義/演習
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
木7-8 (Zoom)
クラス
-
科目コード
GEG.S413
単位数
0.50.50
開講時期
2020年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2025年7月10日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

専門分野や国境を超えた共創が求められています。コミュニケーションは、グローバル社会と環境における問題解決やイノベーション促進のために大きな役割を果たします。しかし、コミュニケーションのあり方は、社会や科学技術の進歩に合わせて目まぐるしく変化しています。たとえば、どうしてサイエンスコミュニケーションが必要なのか、どのようにコミュニケーションを取る必要があるか、今一度考え直す必要があります。本講義では、共同体におけるいろいろなステークホルダーたちが、どのようにサイエンスを共有していくことができるか、基本的な理論や実践手法を学び、体験します。

到達目標

以下のスキルを身につけることができます。
1) 環境・社会に応じたサイエンスコミュニケーションの重要性を理解したうえで;
2) 多様なプラットフォームを知りそれらを積極的に用いて、一般と科学技術を共有することができる。
3) サイエンスコミュニケーションにおいて必要とされる会話スキルの習得。

キーワード

サイエンスコミュニケーション、一般市民の科学理解、市民関与、サイエンスとメディア

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

講義によるサイエンスコミュニケーションに関する理論と知識の習得、コミュニケーション実践。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 サイエンスコミュニケーション導入:意義、理論、概要、 サイエンスコミュニケーションのあり方と広がりについて、例といっしょに概要を学びます。 -
第2回 サイエンスコミュニケーションの組織的側面:サイエンスコミュニケーションがどのような組織によって運営・提供され、いかに世論、経済、政治に影響を与えるかを考えます。 社会の利害関係者、大衆、社会全体におけるサイエンスコミュニケーションの大切さについて説明します -
第3回 現代のサイエンスコミュニケーション:学術界、社会、産業、政界…異なるプラットフォームにおいて、科学的情報、知識、コミュニケーションがどのように機能するかについて学びます。 -
第4回 コミュニケーション手法いろいろ:科学技術から自分のメッセージを作り発信する(1) ―学術的プレゼンテーションの作成とスキルの向上を関g目指す。魅力的で説得力のある口頭プレゼンテーションに有効な、メッセージを伝えるテクニックを習得します。 -
第5回 コミュニケーションの手法いろいろ:自分のメッセージを作り、発信する(2) ―ジャーナルやソーシャルメディアのサイエンスに挑戦 様々なプラットフォームでのサイエンスコミュニケーションの取り方について学びます。 -
第6回 サイエンスコミュニケーション分野からゲストによるトークと討論 -
第7回 本講義の考察、最終課題(サイエンスプレゼン)の準備 本講義で学んだことをまとめ、最終課題の進捗について報告します。 -

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

Talking Science Across Borders- Science Communication at Tokyo Tech (M. Norton, K. Nohara)
Handouts and reading assignments will be distributed during the duration of the course.

参考書、講義資料等

-

成績評価の方法及び基準

出席、提出物、グループワーク、ファイナルプレゼン。積極的なパフォーマンスを期待します。

関連する科目

  • GEG.S411 : グローバルサイエンスコミュニケ―ション

履修の条件・注意事項

特になし