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2020年度 学院等開講科目 環境・社会理工学院 融合理工学系

社会デザインプロジェクト

開講元
融合理工学系
担当教員
野原 佳代子 / HOPE THOMAS EDWIN / 阿部 直也 / 佐藤 由利子 / 時松 宏治 / 錦澤 滋雄 / ZARDAI Istvan Zoltan / SALANI Giorgio
授業形態
演習 (ZOOM)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
木5-8 (I6-404)
クラス
-
科目コード
TSE.C203
単位数
010
開講時期
2020年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2025年7月10日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

オムニバス形式の講義、ディスカッション、エクササイズを通して、社会デザインを生み出す多様なプロジェクトとその多面的構造を学習することを目的とする。融合理工学系において多岐にわたる理工系分野を学ぶ学部生に、研究あるいは社会実践において、異なる知識・スキルを統合させて運用するホリスティックな視野と姿勢の有用性を示す。

到達目標

多様な視点からものごとをとらえつつ、社会的活動や社会変革を実現するためのスキルを身につける。環境問題、価値観の多様性や
変動などによる条件や制約をにらみながら、気づきや必要に応じてプロジェクトに調整をかけながら実行していく柔軟性も培ってほしい。具体的なプロジェクトと、それぞれの課題解決プロセスにおいてどのように知見を有機的に組み合わせることが可能かを多角的に学ぶとともに、議論やエクササイズ、ゲームを通して、自分の思考に取り入れられるようになる。

実務経験のある教員等による授業科目等

実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)

エンジニアコンサルタント、建築設計者、企業における研究開発担当者などがオムニバス形式の講義を交代で担当、それぞれの実務経験を通し、社会デザインに必要な多面的知識とスキルについて教える。世話教員が各回の意義づけ、学ぶポイントなどをとりまとめる。

キーワード

社会、デザイン、価値、コミュニケーション、異分野融合

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

異なる視点を取り入れて考えるための理論やスキルを教える講義と、エクササイズ、グループワークで構成する。グループワークも
教員が適宜アドバイスをする指導する。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 ①講義: イントロダクション 1.「社会」とは、「デザイン」とは?コース概観 2. サイエンスコミュニケーション:コロナウィルスからグローバル危機への「翻訳」 野原佳代子教授 コース内容、条件などの理解
第2回 クライアントに価値を届ける: The Royal Parks(英国企業)におけるソリューション Giorgio Salani先生
第3回 価値を創る:21世紀の陶芸を考える Giorgio Salani先生
第4回 モラリティ、仕事とAIを考える Istvan Zaldai先生
第5回 モラリティとインクルーシヴ Istvan Zaldai先生
第6回 コンピュテ―ショナルデザインと建築 杉原聡先生
第7回 心理学とデザイン実践 小俣貴宣先生

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

OCWを確認。

参考書、講義資料等

①Kayoko Nohara (2004) Translation Studies in Discussions 『ディスカッションで学ぶ翻訳学』, Sanseido 三省堂.
④⑤Tom Shakespeare (2006) Disability Rights and Wrongs, London: Routledge.

成績評価の方法及び基準


グループでの議論や制作における貢献、最終アウトプットの創造性と独自性。

関連する科目

  • TSE.C201 : 融合理工学基礎

履修の条件・注意事項

講義を理解しグループで議論する英語力があること。ネイティブ英語の回にはTAによる日本語サポートあり。