2020年度 学院等開講科目 環境・社会理工学院 土木・環境工学系
構造・空間デザイン演習
- 開講元
- 土木・環境工学系
- 担当教員
- 齋藤 潮 / 田中 由乃 / 伊藤 登 / 松井 幹雄 / 二井 昭佳
- 授業形態
- 講義/演習 (ZOOM)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 木7-8 (M113)
- クラス
- -
- 科目コード
- CVE.N232
- 単位数
- 110
- 開講時期
- 2020年度
- 開講クォーター
- 3~4Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本演習では,前半の水辺の景観に関する演習と,後半の橋梁デザインの演習を通して,デザインという行為が,周辺環境と調和する構造物の姿を模索する創造的な仕事であることを実感してもらうことを意図している。
本演習では,まちづくりや都市づくりにおける構造物の多様な役割を理解するとともに,国内外における様々な事例を通して,それらがどのように実現されていくかについても理解する。
後半の橋梁デザインでは,各自が橋の企画書と模型を作成し,プレゼンテーションならびに質疑応答を行う。
これらの内容は,構造・空間デザインにおける基礎的な内容であるが,実務的にも必須の内容であって,各自が十分な目的意識をもって,本演習に参加することを期待している。
到達目標
1.構造・空間デザインの基礎を修得する。
2.構造・空間デザインの多様な役割を理解する。
3.演習を通して,発想の具体的な展開方法を理解する。
4.企画書や模型作成,ならびにプレゼンテーションを通して,創造性やコミュニケーション能力を錬成する。
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
空間デザインについては、河川空間の設計経験豊富な講師、構造デザインについては橋梁設計経験の豊富な講師を招聘し、実践的な観点からデザイン論を展開してもらうとともに、学生の提出する成果物に対するコメントをもらう。
キーワード
水辺の景観,構造設計,橋梁デザイン,模型,企画書,プレゼンテーション
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
前半・後半と共に講師によるガイダンスから開始する。その後,前半の水辺の景観においては,都内の公園に出かけて,実際にデザイン演習を行う。後半の橋梁デザインでは,数回の講義の後に,各自が歩道橋のデザインを行う。具体的には,企画書と模型を作成する。最終的に前後2回に分けて,そのプレゼンテーションと質疑応答を行う。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 水辺の景観に関するガイダンス | |
第2回 | 水辺の景観に関する基本的な考え方 | |
第3回 | 水辺の景観演習1 | |
第4回 | 水辺の景観演習2 | 水辺の景観設計演習 |
第5回 | 橋梁デザインに関するガイダンス | |
第6回 | 橋の構造の基礎 | |
第7回 | 橋の役割から考えるデザインのポイント | |
第8回 | 橋のデザインの定石 | |
第9回 | 歩道橋デザインの実践事例 | |
第10回 | 魅力的な模型作成のポイント | |
第11回 | 魅力的な企画書作成のポイント | |
第12回 | プレゼンテーションのポイント | |
第13回 | 課題の作品審査会(前半) | 橋梁デザインの企画書と模型の作成 |
第14回 | 課題の作品審査会(後半) | 橋梁デザインの企画書と模型の作成 |
第15回 | 予備日 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
講義ノートは随時配布する。
参考書、講義資料等
特になし
成績評価の方法及び基準
前半は水辺の景観デザイン,後半は橋梁デザインを行う。これらに関する課題を提出し,特に橋梁デザインでは企画書,模型とプレゼンテーションの結果を総合的に評価して,成績を判定する。
関連する科目
- 特になし
履修の条件・注意事項
特になし
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
齋藤 潮 saito.u.aa[at]m.titech.ac.jp
オフィスアワー
随時受け付けるが,事前にメールなどで予約すること。
その他
特になし