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2020年度 学院等開講科目 物質理工学院 応用化学系 応用化学コース

有機合成戦略特論

開講元
応用化学コース
担当教員
穐田 宗隆 / 吉沢 道人
授業形態
講義 (ZOOM)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
木5-6 (G113)
クラス
-
科目コード
CAP.I533
単位数
100
開講時期
2020年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2025年7月10日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

[概要] 本講義では、有機合成化学の中でも近年重要性が高まっている有機光反応を中心に、基礎的な「有機光反応の概論」、「古典的な有機光反応」、「フォトクロミック分子」および「固相光反応」を取り上げます。また、その応用展開として「フォトレドックス触媒反応」および「空間制御光反応」について紹介します。
[ねらい] 光は、熱的に進行しない反応を可能とする魅力的なクリーンなツールであり、現代の戦略的な有機合成において重要性が高まっています。そこで本講義の「有機合成戦略特論」では、有機合成化学の中でも有機光反応を中心に、その原理から応用までを解説し、幅広い知識を修得することを目標とします。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1) 古典的な有機光反応について説明できる。2) フォトレドックス触媒の原理と応用について説明できる。3) フォトクロミック分子について説明できる。4) 有機および錯体空間での光反応について説明できる。5) 固相光反応について説明できる。

キーワード

光反応、フォトレドックス触媒、フォトクロミック分子、空間、固相光反応

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

本講義は、(1)概論、(2)古典的な有機光反応、(3)フォトレドックス触媒、(4)フォトクロミック分子、(5)空間制御光反応、(6)固相光反応の順番で進める。各講義で、理解度確認のための小テストまたは質疑応答を行う。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 概論と古典的な有機光反応 背景と古典的な有機光反応を説明できる
第2回 フォトレドックス触媒(1):原理 フォトレドックス触媒の原理を説明できる
第3回 フォトレドックス触媒(2):応用 フォトレドックス触媒の応用を説明できる
第4回 フォトクロミック分子 フォトクロミック分子について説明できる
第5回 空間制御光反応(1): 有機空間 有機空間での光反応を説明できる
第6回 空間制御光反応(2): 錯体空間 錯体空間での光反応を説明できる
第7回 固相光反応 固相光反応を説明できる

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

指定なし。

参考書、講義資料等

配布資料 有り。

成績評価の方法及び基準

理解度確認のための小テストまたは質疑応答(50%)、テスト(50%)により評価する。

関連する科目

  • 有機材料化学特論
  • 有機金属触媒化学特論第二
  • 触媒反応特論第一

履修の条件・注意事項

履修の条件は設けない。