2020年度 学院等開講科目 物質理工学院 初年次専門科目
物質理工学概論C
- 開講元
- 初年次専門科目
- 担当教員
- 伊原 学 / 戸木田 雅利 / 道信 剛志 / 大川原 真一 / 穐田 宗隆 / 冨田 育義 / 生駒 俊之 / 藤居 俊之
- 授業形態
- 講義 (ZOOM)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 木5-6 (W521,W541,W611)
- クラス
- -
- 科目コード
- XMC.A104
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2020年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
物質理工学院の新入生を主な対象とし、物質理工学概論AとBを踏まえて、物質理工学院の200番台以降の系専門科目を履修するための予備知識となる材料系と応用化学系における研究トピックスを学ぶ。また、実際に研究室を訪問し、最先端の研究を体験する。
到達目標
物質理工学の予備知識を獲得する。
キーワード
物質理工学に要求される基礎と技術
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
本講義は、6名の担当教員によるオムニバス形式で、物質理工学における基礎と最新の研究トピックスを例に紹介する。また、授業後半では、実際に研究室を訪問し,最先端の研究を体験する。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 応用化学系 大川原 真一 教授 マイクロリアクターとその数値モデルによる設計および操作の最適化溶ける?融ける?体で感じるエントロピー | 化学物質生産や水処理に微小な反応器を用いるマイクロリアクター技術について学び、実例を通してその利点を理解する。また、マイクロリアクターの設計および操作の数値モデルによる最適化について学ぶ。 |
第2回 | 応用化学系 穐田 宗隆 教授 可視光(太陽光)で有機反応を促進させる | 太陽光を含む可視光で促進されるフォトレドックス触媒反応について概説する。紫外光照射により有機骨格自身が励起される旧来の光反応と異なって、フォトレドックス触媒反応では、極めて温和な条件下で光励起種の酸化・還元機能により有機ラジカル種を発生させることができるグリーンな有機反応系である。 |
第3回 | 応用化学系 冨田 育義 教授 新しいつくりかたで挑む面白い高分子 | 応用化学を基盤とした新しい合成法をつくりだすことで、光る、電気を流す、特定のターゲットをセンシングするなど、様々な新しい機能を担う高分子が創出できることを述べる。 |
第4回 | 材料系 藤居 俊之 教授 マルチスケールな視点から観た金属疲労 | 材料の繰り返し変形に伴って生じる材料内部での欠陥(転位)蓄積過程を理解しよう。 |
第5回 | 材料系 道信 剛志 准教授 環境問題に配慮した高分子材料の作り方 | 環境調和型社会の発展に貢献するためには、どのような高分子材料を創り出せばいいか考える。高分子材料を使用した太陽電池やバイオマスから作る高分子材料を例として紹介する。 |
第6回 | 材料系 生駒 俊之 教授 次世代の医療を切り拓く材料工学 | 材料工学を基礎として、様々な病気を治療する技術について学ぶ |
第7回 | 材料科学・応用科学の基礎的・応用的研究 | 各系で行っている学問の基礎的及び応用的研究を紹介する。 |
第8回 | 期末試験 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
なし
参考書、講義資料等
なし
成績評価の方法及び基準
レポート評価と期末試験
関連する科目
- XMC.A101 : 物質理工学リテラシ
- XMC.A102 : 物質理工学概論A
- XMC.A103 : 物質理工学概論B
履修の条件・注意事項
物質理工学リテラシ―、物質理工学概論A、物質理工学概論Bを受講していることが望ましい。