2020年度 学院等開講科目 工学院 経営工学系 経営工学コース
流通論
- 開講元
- 経営工学コース
- 担当教員
- 鍾 淑玲
- 授業形態
- 講義 (ZOOM)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月5-6 (W931) / 木5-6 (W931)
- クラス
- -
- 科目コード
- IEE.D431
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2020年度
- 開講クォーター
- 1Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では、流通とマーケティングに関する諸概念を体系的に論じる。流通の社会的意義、機能とフローを説明する。続いて、マーケティング・チャネル戦略に関する理論概念を説明する。さらに、デジタル・コミュニケーションの方法、卸売業と小売業の種類・特徴、小売業のマーケティング戦略を提示し、小売業の国際化戦略について説明する。
本講義のねらいは、講義で流通とマーケティングに関する専門知識を深めることである。さらに、製造業から小売業、サービス業まで幅広い業種と業態を対象にケース・ディスカッションとシミュレーション研究を通じて、実社会における流通問題の解決に取り込む力を身につけてほしい。
到達目標
本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1)流通の社会的意義、および流通の機能を説明できる。
2)企業のマーケティング・チャンネル設計、管理に関する基礎知識と概念を修得し説明できる。
3)卸売業、小売業の種類、機能、戦略を説明できる。
4)情報化、国際化による流通業の進展と課題を理解し、問題などを解決する方法を考えることができる。
キーワード
流通、マーケティング・チャネル、小売業、卸売業、小売国際化
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
講義、シミュレーション、および受講者による発表。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | イントロダクション:流通・商業・マーケティングの概念 | 流通の定義、および流通、商業、マーケティングの違いの確認 |
第2回 | 流通機能と流通システム | 流通機能、流通フローの確認 |
第3回 | マーケティングと流通チャネル戦略(1) | マーケティングの中心となる概念の確認。 |
第4回 | マーケティングと流通チャネル戦略(2)/シミュレーション開始 | 企業の流通チャンネル設計方法の確認 |
第5回 | 小売、卸売とロジスティクス | 小売業と卸売業の違いの確認 |
第6回 | デジタル・コミュニケーション | 効果的なソーシャルメディアキャンペーンを実行する方法の確認 |
第7回 | グローバル市場への参入 | 授業内で指示する |
第8回 | 小売の国際化/ケース・スタディ | 小売国際化の実態と概略の確認 |
第9回 | 小売の市場拡大戦略/ケース・スタディ | 小売の国際化における参入戦略の確認 |
第10回 | 立地的要素分析/ケース・スタディ | 拡大戦略における立地要素の重要性の確認 |
第11回 | 文化と消費者行動/ケース・スタディ | 小売国際化における文化の影響の確認 |
第12回 | 発展途上国、新興国市場での小売/ケース・スタディ | 地域経済に合わせて価格設定と製品構成を調整する必要がある理由の確認 |
第13回 | 多国籍市場での小売/ケース・スタディ | 多国籍貿易協定の利点と欠点の確認 |
第14回 | シミュレーション結果のグループ発表 | プレゼンテーションの反省点の確認 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
受講するにはシミュレーションのオンラインアクセス権の購入が必要である。
参考書、講義資料等
必要に応じ講義開始時に資料を配付し、Power-pointを用いた解説を行う。講義で使用するPower-pointファイルは事前にOCW-iを介し開示するので予習/復習に用いること。
成績評価の方法及び基準
議論における発言の積極性 20%
グループワーク(ケース・スタディ) 30%
シミュレーション50%
関連する科目
- IEE.D203 : マーケティング
- IEE.C433 : マネジメント特論
履修の条件・注意事項
経営管理論を履修していること、または同等の知識があること。
その他
講義内容および講義日程は変更する可能性がある。