2020年度 学院等開講科目 工学院 情報通信系 情報通信コース
アナログ集積回路
- 開講元
- 情報通信コース
- 担当教員
- 髙木 茂孝
- 授業形態
- 講義 (ZOOM)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火1-2 (S224) / 金1-2 (S224)
- クラス
- -
- 科目コード
- ICT.I408
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2020年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
集積回路は現代社会の基盤を支えている.この授業では,集積回路の中でもアナログ集積回路に限定する.
学生は,集積回路の特徴に基づいた各種増幅回路の設計手法,フィルタやA-D変換器,D-A変換器,発振回路,位相同期回路などの応用回路の設計手法,さらにはアナログ集積回路特有のレイアウについて学ぶ.
到達目標
この授業では,以下のアナログ集積回路の動作原理を理解し,簡単な回路を設計する手法を身につける.
1) 増幅回路
2) フィルタ
3) A-D変換器,D-A変換器
4) 発振回路
5) 位相同期回路
6) アナログ回路のレイアウト手法
キーワード
アナログ集積回路,フィルタ,A-D変換器,D-A変換器,発振回路,位相同期回路
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
OCWにて公開した資料に基づいて講義を行う.講義だけでなく,演習も行うことによりアナログ集積回路についての理解を深める.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 回路の解析手法 | OCW上の講義資料を講義前に精読すること |
第2回 | 伝達関数:極と零点 | OCW上の講義資料を講義前に精読すること |
第3回 | モノリシック集積回路の特徴 | OCW上の講義資料を講義前に精読すること |
第4回 | バイポーラトランジスタのモデリング | OCW上の講義資料を講義前に精読すること |
第5回 | MOSトランジスタのモデリング | OCW上の講義資料を講義前に精読すること |
第6回 | 基本集積回路:差動増幅回路 | OCW上の講義資料を講義前に精読すること |
第7回 | 電圧制御電流源回路 | OCW上の講義資料を講義前に精読すること |
第8回 | 演算増幅器 | OCW上の講義資料を講義前に精読すること |
第9回 | 低雑音増幅回路 | OCW上の講義資料を講義前に精読すること |
第10回 | 連続時間系フィルタ | OCW上の講義資料を講義前に精読すること |
第11回 | 連続時間系フィルタの自動調整 | OCW上の講義資料を講義前に精読すること |
第12回 | 離散時間系フィルタ | OCW上の講義資料を講義前に精読すること |
第13回 | A-D変換器とD-A変換器 | OCW上の講義資料を講義前に精読すること |
第14回 | 電圧制御発振回路と位相同期回路 | OCW上の講義資料を講義前に精読すること |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
無し
参考書、講義資料等
講義資料はOCW上に公開する.
成績評価の方法及び基準
アナログ集積回路の設計に関する知識を期末試験により評価する.
関連する科目
- ICT.I203 : 交流回路
- ICT.I207 : 線形回路
- ICT.I312 : 線形電子回路
履修の条件・注意事項
関連する科目を履修していることが望ましい