トップページへ

2020年度 学院等開講科目 工学院 情報通信系 情報通信コース

人間情報システム概論I

開講元
情報通信コース
担当教員
中山 実 / 小池 康晴 / 山口 雅浩 / 中本 高道 / 金子 寛彦 / 小尾 高史 / 長谷川 晶一
授業形態
講義 (ZOOM)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
月1-2 (G223) / 木1-2 (G223)
クラス
-
科目コード
ICT.A406
単位数
200
開講時期
2020年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2025年7月10日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

 人間中心の情報システムに関する分野として、メディア情報処理・知的情報処理・感覚情報処理・生体情報処理から中心となるトピックスを取りあげ、背景となるサイエンス、ハード・ソフト両面の技術要素について講述する。
 本講義では、人間を中心とする視点での情報システムの研究・開発・利用について包括的に理解するための基礎知識を修得することを目的とする。

到達目標

本講義を履修することによって、人間中心の情報システムを理解するために必要な心理物理学・統計学・計測工学・多変量解析・ディスプレイ・ヒューマンインタフェースなどの基礎知識を身につけることを到達目標とする。そしてこれらの技術要素とメディア情報処理・知的情報処理・感覚情報処理・生体情報処理の各分野との関係を理解し、実際の研究に応用できるようになることを目標とする。

キーワード

メディア情報処理、知的情報処理、感覚情報処理、生体情報処理

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

人間情報システムを理解するための基礎知識に関する各項目について2回づつの講義を行う。そのうち1回目は主として講義を行い、2回目に演習・解説などを行うことで、それぞれの知識を効果的に身につける。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 オリエンテーション 人間中心の情報システムについて学ぶ上でどのような基礎知識を身につける必要があるか。
第2回 心理物理学の方法論I 心理物理実験における方法とデータ分析の基礎を理解する。
第3回 心理物理学の方法論II 心理物理実験における方法とデータ分析の基礎を理解する。
第4回 人間情報システムにおける統計学I ユーザビリティ評価のような人間中心の情報システム評価で用いる、調査や統計分析の基礎を理解する。
第5回 人間情報システムにおける統計学II ユーザビリティ評価のような人間中心の情報システム評価で用いる、調査や統計分析の基礎を理解する。
第6回 計測工学I 温度センサ、光センサ及びアナログ計測回路を学ぶ。
第7回 計測工学II 周波数、位相の計測方法を学び、ディジタル回路によるセンサ信号計測回路を理解する。
第8回 人間情報システムにおける多変量解析I 多変量解析の基礎やクラスタ分析、主成分分析などを理解する。
第9回 人間情報システムにおける多変量解析II 医療や人間情報研究において多変量解析がどのように活用されているかを理解し、ソフトウエアを利用したデータ解析を学ぶ。
第10回 ディスプレイ工学I 様々なタイプのディスプレイの原理、それぞれの特徴はどのようなものか。
第11回 ディスプレイ工学II 様々なタイプのディスプレイの原理、それぞれの特徴はどのようなものか。
第12回 ヒューマンインタフェースの基礎概念 I インタラクション、アフォーダンス、サイバネティクス、バーチャルリアリティなどヒューマンインタフェース設計に必要な基礎概念の理解。
第13回 ヒューマンインタフェースの基礎概念 II インタラクション、アフォーダンス、サイバネティクス、バーチャルリアリティなどヒューマンインタフェース設計に必要な基礎概念の理解。
第14回 総合討論 この講義で学んだ内容を人間情報システム分野の研究にどのように応用すればよいか。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特に定めない。補足のための資料を配布する。

参考書、講義資料等

特に定めない。

成績評価の方法及び基準

各項目での演習による理解度評価(60%)とプレゼンテーションまたはそれに準じた方法による実践力評価(40%)。

関連する科目

  • ICT.A418 : 人間情報システム概論II

履修の条件・注意事項

特に定めない。