2020年度 学院等開講科目 工学院 機械系 機械コース
宇宙開発応用A
- 開講元
- 機械コース
- 担当教員
- 松永 三郎 / 舟木 一幸 / 西山 和孝
- 授業形態
- 講義
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 集中講義等 (Zoom)
- クラス
- -
- 科目コード
- MEC.M533
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2020年度
- 開講クォーター
- 3~4Q
- シラバス更新日
- 2025年7月10日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
宇宙工学・開発に関わる現場側の重要課題を、毎年、その年の宇宙工学・開発の動向を見て精選し、適切な講師(1名から3名程度)によって、基礎から応用まで集中的に講義を行う。
2020年度(令和2年度)は、「宇宙推進技術」に焦点を当て、ロケット・衛星・探査機への適用と将来展望について、JAXA宇宙研にて、最前線で活躍している講師陣が解説する。特に 12月6日に地球に帰還予定の小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載されているイオンエンジンについても紹介する。この講義から、宇宙開発分野で必要となる宇宙推進技術の基礎と応用を獲得する。
到達目標
新型ロケット、最先端宇宙探査機、宇宙通信技術、衛星開発技術、宇宙環境適応技術などの、毎年、精選される具体的テーマに関する技術動向を基礎から応用まで把握する。
この科目は、学習目標の
6.機械工学の発展的専門学力
の習得に対応する。
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
本講義は、JAXAや宇宙関連企業での様々な実用衛星等の研究開発に関する実務経験を持つ教育担当教員がその実務経験を活かし、宇宙工学についての実践的な教育を行う。
キーワード
宇宙工学、宇宙開発、現場からの視点、実際
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
講師によるppt等を用いた講義であり、必要に応じ、演習やレポートを課す(100%)。今年度はzoomで開講する。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 毎年、選定される宇宙工学・開発に関わる現場側の重要課題、例えば、新型ロケット、最先端宇宙探査機、宇宙通信技術、衛星開発技術、宇宙環境適応技術などについての、背景、目的、方法、結果、今後の展開、などについて、実践的立場で解説する。 2020年度(令和2年度)は、「宇宙推進技術」に焦点を当て、ロケット・衛星・探査機への適用と将来展望について、JAXA宇宙研にて、最前線で活躍している講師陣が解説する。特に 12月6日に地球に帰還予定の小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載されているイオンエンジンについても紹介する。 1. 1)令和2年11月4日(水)、5限~8限(14:20-16:00、16:15-17:55) 2)令和2年11月11日(水)、5限~8限(14:20-16:00、16:15-17:55) 2. 1)令和2年11月18日(水)、5限~8限(14:20-16:00、16:15-17:55) 2)令和2年11月25日(水)、5限~6限 (14:20-16:00) 予備日:令和2年12月9日(水)、5限~8限(14:20-16:00、16:15-17:55) 1.船木 一幸(JAXA 宇宙科学研究所・教授) 「宇宙推進技術 -ロケット・衛星・探査機への適用と将来展望-」 宇宙推進技術は、高速なジェットを生成排気して大気圏から宇宙までを飛翔する宇宙機の誘導・制御を行う技術である。本講義では、衛星ならびに探査機の打ち上げから運用までを宇宙推進技術の視点から概説し、推進技術の基礎から「はやぶさ2」等プロジェクトへの応用、将来展望まで広く理解する。 2.西山 和孝(JAXA 宇宙科学研究所・准教授) 「はやぶさ2搭載イオンエンジンのすべて」 本講義では、12月6日に地球に帰還予定の小惑星探査機「はやぶさ2」に搭載されたイオンエンジンに関して、イオンエンジンの原理と応用、イオンエンジン搭載宇宙機システム開発、イオンエンジン搭載宇宙機運用について詳述する。 | 各課題の重要問題を把握すること |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
教科書
講義時に指定
参考書、講義資料等
講義時に指定
成績評価の方法及び基準
レポート
関連する科目
- MEC.M532 : 宇宙システム利用
- MEC.M434 : 宇宙ロボティクス
- MEC.M231 : 宇宙工学基礎
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- MEC.M431 : 宇宙システムデザイン
- MEC.M334 : 航空・宇宙技術
- MEC.M534 : 宇宙開発応用B
履修の条件・注意事項
宇宙工学の現場で何が行われているかについての興味があること。宇宙工学の基礎を知っていることが望ましい。
その他
宇宙開発応用A:西暦偶数年度開講、宇宙開発応用B:西暦奇数年度開講