2026年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
文理共創科目:最先端科学技術で解き明かす人類の進化・文化[2]
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- LOFTUS JAMES FRANCES
- 授業形態
- 講義/演習 (ライブ型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月5-8
- クラス
- -
- 科目コード
- LAH.C660
- 単位数
- 110
- 開講時期
- 2026年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2026年9月24日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
文理共創科目は2024年度から新たにスタートした研究会型の科目です。毎回、各分野の第一線で活躍するゲストを招き、レクチャーののち、履修生と共にディスカッションを行います。一方的な講義ではなく、研究会形式とすることで、参加する博士課程の大学院生と共にコンバージェンス・サイエンスの新たな展開と可能性を模索します。
制限人数は一クラス50名で、超過した場合は授業開始前に抽選を行います。
抽選基準日時:11月16日(月)12:00時点の登録状況に基づき抽選
抽選結果通知日:11月20日(金)中にLMS等で通知
それ以降の登録増加により定員超過した場合:先着順とし、超過発生時点で登録打ち切り
グループワークは原則英語で行います。司会進行・講師のレクチャーについては英語で行い、ZOOMの翻訳機能を使用します。
第1回の授業内で研究倫理についてのe-learningを受講していただきます。証明書の提出を必須とします。
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最先端の技術は、どのようにして人類の進化と文化の複雑さを解明する手助けとなるのか。
本授業では、考古学と生物人類学、さらに高度な科学的手法が交差する領域を探求し、過去を新たかつ革新的な方法で調査することを目的とする。考古学および生物人類学は人文学に基づいているが、いずれの分野も厳密な方法論、データ分析、仮説検証を駆使して過去の人類の生活を再構築する、科学的な学問である。遺物の再構築における3Dスキャニングやフォトグラメトリー、さらに古代DNAや移動パターンに関するAIを用いた解析など、最新の技術がどのように人類史の理解を革新しているかを学ぶ。
さらに、受講生自身の研究が過去の研究方法をどのように再定義し、人類史の新たな理解を促進するかについても考察する。
到達目標
1. 考古学および自然人類学の基礎を理解し、科学技術とどのように統合されるかを学ぶこと。
2. デジタル技術や計算科学を用いて、過去の人類社会に関する研究方法を学ぶこと。
3. 学際的なアプローチを取り入れ、研究の視野を広げる方法を身につけること。
4. 考古学および自然人類学の研究における最新技術の活用方法を実践的に学ぶこと。
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
担当教員は、複数の考古学発掘調査に従事し、重要文化財のデジタル化を通じて過去の遺産を未来に継承してきた。
本講義では、教員の実地経験に基づく具体的な事例を取り上げ、理論と実践を結びつけることで、考古学への理解を深める。
キーワード
考古学・自然人類学
人類の進化・文化
計算・デジタル的手法
テクノロジー・イノベーション
古代社会
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
本授業は、毎週月曜日にZOOMによるライブ授業(全7回)で構成されています。
授業開始時刻は13:30(5-6限)、終了時刻は17:05頃(7-8限)です。
1回分の授業時間は200分です。
第一回目の授業への参加は必須です。
*講義内容の性質上、学生によっては不快に感じる可能性のある写真や議論(人骨、人類の進化、死、病気の写真など)が含まれる。
授業計画・課題
| 授業計画 | 課題 | |
|---|---|---|
| 第1回 | 【12月7日】 講演題目:イントロ・E-Learning 概要:本授業のイントロダクション |
以下のことを行うこと: |
| 第2回 | 【12月14日】 講演題目:「かたち」を読む:土器・陶磁器研究における幾何学的形態測定学と機械学習 概要:本講演では、幾何学的形態測定学(楕円フーリエ解析)と機械学習を用いた土器・陶磁器研究を紹介する。縄文・弥生時代から江戸時代以降までの日本の資料を事例に、器の形を定量化することで年代、産地、用途について何がわかるのかを示し、こうした手法が考古学的解釈にもたらす可能性と限界について考える。 |
講義内容を踏まえて、講義に対する感想や質問等を所定のコメントペーパーに記入し、授業中にLMSを通じて提出すること。 |
| 第3回 | 【12月21日】 講演題目:岩絵の科学 概要:本講演では、古代エジプトの岩絵を高度な情報システムとして捉え、環境・信仰・社会組織の関係を読み解く。工学的な問題解決との類比を通じて、3Dモデリングやデジタル記録などの学際的手法が考古学的解釈をいかに変えるかを示し、イノベーション、レジリエンス、人類のデザイン思考の長い歴史に関する従来の前提を問い直す。 |
講義内容を踏まえて、講義に対する感想や質問等を所定のコメントペーパーに記入し、授業中にLMSを通じて提出すること。 |
| 第4回 | 【1月4日】 講演題目:「土器は繁殖しない」:生物学のデジタル手法の考古学研究への応用 概要:進化生物学で確立されたデジタル手法、とりわけ幾何学的形態測定学と系統学は、考古学研究への応用が進んでいる。本講演では、これらの手法を古代文化や遺物の研究に適用する際の成果と限界の双方を検討する。 |
講義内容を踏まえて、講義に対する感想や質問等を所定のコメントペーパーに記入し、授業中にLMSを通じて提出すること。 |
| 第5回 | 【1月18日】 講演題目:誰もが取り組めるデジタル考古学 概要:本講演では、考古学におけるデジタル技術の応用を概観し、この分野に新たに取り組む人や十分な資金を持たない機関にとっての利用しやすさを高める方法を紹介する。特に3Dデジタル化と基礎的なGISを中心に扱う。 |
講義内容を踏まえて、講義に対する感想や質問等を所定のコメントペーパーに記入し、授業中にLMSを通じて提出すること。 |
| 第6回 | 【1月25日】 講演題目:骨組織学による先史時代の葬送過程の復元:組織タフォノミーの視点から 概要:本講演では、骨組織学を考古資料に応用し、死後の過程や葬送行為を復元する組織タフォノミー(histotaphonomy)を紹介する。縄文時代の焼人骨・焼獣骨を事例に、肉眼形態観察、SEM、XRD、放射性炭素年代測定によって火葬の時期を明らかにする方法を示し、先史狩猟採集民の墓制における非焼骨のタフォノミー研究への示唆を論じる。 |
講義内容を踏まえて、講義に対する感想や質問等を所定のコメントペーパーに記入し、授業中にLMSを通じて提出すること。 |
| 第7回 | 【2月1日】 講演題目:まとめ・最終発表 概要:本授業のまとめ・学生の発表 |
以下のことを行うこと: |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
授業計画にある参考文献を参照してください
授業前・中に必要な資料を配布する
参考書、講義資料等
授業計画にある参考文献を参照してください
授業前・中に必要な資料を配布する
成績評価の方法及び基準
授業への参加(授業内でのコメントペーパーの提出): 50%
最終プロジェクト:50%
関連する科目
- LAH.S447 : 文系エッセンス56:考古学・自然人類学
履修の条件・注意事項
特に指定しませんが、本授業では主に英語が使用されますので、グループワークを英語で行うことに自信を持てるようにしてください
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
loftus.f.3f80[at]m.isct.ac.jp
オフィスアワー
メールで事前予約すること