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2026年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目

文系エッセンス14:歴史学

開講元
文系教養科目
担当教員
賀 申杰
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
水7-8 (M-124)
クラス
-
科目コード
LAH.S414
単位数
100
開講時期
2026年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2026年3月5日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

【テーマ】東アジア近代史の紛争と衝突 
21世紀の今日においても、東アジア近代史をめぐる歴史認識の諸問題は、日中韓諸国間の重要な課題であり、国際的な対立や摩擦を生み出す要因の一つとなっている。本講義では、19世紀なかばから20世紀前半にかけての近代東アジアを対象とし、近代化のながれにおいて同地域諸国間で生じた紛争および衝突の歴史を概観し、そのうえで、これらの紛争や衝突をめぐる歴史認識問題について、基礎的な知識と思考法を身につけることを目的とする。  
あわせて、東アジア近代史に関する基礎的知識の修得を図るとともに、多元化、グローバル化が進む現代社会において、歴史認識の相違をめぐる東アジア諸隣国の立場や思考様式を理解し、それらを相対化しつつ、主体的かつ批判的に考察する能力の涵養を目指す。

到達目標

①近代東アジアにおける主要な紛争・衝突について、基本的な歴史的事実に関する知識を身につける。
②これらの紛争、衝突に対する、東アジア諸国が示してきた異なる歴史認識を理解する。
③歴史認識の相違を理解することで、多元化、グローバル化が進む現代社会において多様な人びとと協働を行うための知識的基盤を獲得する。

キーワード

東アジア、近代史、歴史認識、戦争、暴行

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

スライドを用いて講義形式で行う。毎回の講義の最後に、疑問や感想などを記したリアクションコメントの提出を求める。有意義なコメントについては、必要に応じ次回講義の冒頭にて補足説明や応答を行う。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

イントロダクション・19世紀なかばの東アジア

まず、本講義の概要、到達目標ならびに成績評価方法について説明する。次いで、本講義の時代的背景として、19世紀半ばにおける東アジアの国際情勢を概観する。

第2回

明治維新と征韓・征台論

征韓論および台湾出兵の経緯を概観し、近代初期の日本が外征の道へと進むに至った要因について考える。

第3回

日清・義和団・日露戦争

19世紀末以降に展開した三つの対外戦争の経緯を概観し、これらの戦争をめぐる東アジア諸国間における歴史認識の差異を理解する。

第4回

「帝国」の形成と植民地統治のしくみ

台湾および南樺太の領有、ならびに韓国併合を経て、植民地を有する「帝国」となった日本の植民地統治のしくみの特徴を考える。

第5回

関東大震災と虐殺問題

1923年に発生した関東大震災の被災状況および震災復興の経緯を概観するとともに、震災直後に発生した朝鮮人・中国人虐殺問題をめぐる研究動向について紹介する。

第6回

十五年戦争と戦争暴行

1931年から1945年にかけての、いわゆる十五年戦争をめぐっては、東アジア諸国間において、歴史認識上の課題や論争が数多く存在している。これらの歴史認識上の諸課題を簡潔に整理するとともに、それらをめぐる歴史学界における研究動向についても概観する。

第7回

期末試験・まとめ

学習内容の理解度を確認するための試験を実施した上で、21世紀現在における東アジアの歴史認識問題の現状についてまとめる。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,参考書やスライド等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

とくになし

参考書、講義資料等

波多野澄雄『日本の歴史問題』改題新版(中央公論新社、2022年)
勝田政治『大久保利通と東アジア』(吉川弘文館、2016年)
原田敬一『日清・日露戦争』(岩波新書、2007年)
姜徳相『関東大震災 新装版』(新幹社、2020年)
笠原十九司『日中戦争全史』(高文研、2017年)
その他、講義の中でも必要に応じて紹介する。

成績評価の方法及び基準

期末テスト80%、リアクションコメント20%。
期末テストは記述式・持ち込み不可。

関連する科目

  • LAH.H105 : 歴史学A
  • LAH.H205 : 歴史学B
  • LAH.H305 : 歴史学C

履修の条件・注意事項

義務教育や高校レベルの日本近代史、世界(東アジア)近代史の予備知識があるのが望ましいが、講義中でも基礎的な知識を適宜確認しながら進行する予定である。

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

heshenjiefenglin[at]yahoo.co.jp
[at]を@に変換すること.

オフィスアワー

教員にメールなどで事前連絡の上で、互いの予定を鑑みて個別的に設定。