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2026年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目

人文学系ゼミ(歴史と政治を読み破る)導入2

開講元
文系教養科目
担当教員
澤井 勇海
授業形態
演習
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
クラス
-
科目コード
LAH.H165
単位数
020
開講時期
2026年度
開講クォーター
3~4Q
シラバス更新日
2026年3月5日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

本ゼミは多読と議論を旨とする。本学では珍しいかもしれないが、他大学の人文社会科学系では花形とも言えるスタイルである。

毎週(スケジュールによっては隔週)1冊の本を読み、A4用紙1枚でペーパーを書き、参加者のペーパーを持ち寄ってディスカッションを行う。
課題書は新書・文庫を標準とする。(課題書リストについては、「参考書、講義資料等」の項目を参照のこと)
開講日当日の14時までに各自ペーパーをアップロードする。可能な限り、事前に他の参加者のペーパーに目を通しておく。
ゼミではいくつかのペーパーを取り上げ、すべての学生が意見や質問を述べ、双方向・多方向の議論をする。
参加者が自身で議論の流れを形作り、教員は基本的に司会役に徹する。必要な場面では、教員が自身の見解を示したり、補助線を引くこともある。

チェンジ・オブ・ペースとして、政治・行政・NGO・メディアなどの実務家による、ゲスト講義を実施する可能性もある。
国立国会図書館の利用体験や、歴史関係の博物館・文書館訪問、都内の書店めぐりといった、他大学の人文社会科学系ゼミでは一般的な企画を実施する可能性もある。
(参加者の要望や反応を見て柔軟に対応する。上記企画は希望者のみ)

本ゼミは、基本的に毎週月曜日9・10限で開講する。集中講義ではない。
初回(10月5日)は、17時15分から西9号館9階レクリエーション室にてガイダンスを開催する。
ガイダンスに参加できない人は、メールなどで個別に教員に連絡すること。

◉本ゼミに向いている人(例)
・大学生となったからには読書する習慣を身につけたい
・自分のアイデアを過不足なく表現する文章/弁舌を磨きたい
・歴史や政治に興味はあるが、Twitterやショート動画の情報だけに基づいて語って良いのか不安
・陰謀論やフェイクニュースが蔓延する中で生き抜くための羅針盤が欲しい
・有権者や「社会人」となるにあたり、歴史や政治に関する基礎的な理解を身につけたい
・将来グローバルに活躍するにあたり、日本を含む世界各国に関する教養を深めたい
・読書好き/議論好き/立志プロジェクトでは物足りなかった
・歴史オタク/政治オタク/軍事オタク/地理オタク/鉄道オタク etc
・◯◯党支持者/支持政党なし/左翼・リベラル・中道・保守・右翼 etc
・AI伊藤博文を作るために、前提となる歴史的文脈の調べ方を知りたい
・文系就職したい/政治・行政・NGO・メディアなどの分野で働きたい
・社会を牛耳る「文系」エリートを打破し、「理系」の声をより反映させるため、彼らの思考回路ややり口を研究したい
・総理大臣になりたい/革命家になりたい/高等遊民になりたい
・入る大学を間違えた/人文社会科学を勉強したい/歴史学・政治学の研究者になりたい


◉本ゼミに向いていない人
・楽に単位を取りたい
・知的誠実さに著しく欠ける/差別や誹謗中傷を好む

到達目標

・新書・文庫を読む習慣を身につける
・テキストを読解し、批判的に思考する能力を身につける
・自身の考えを的確に表現する文章能力・弁論能力を身につける
・他者の人格と意見とを区別し、前者に配慮しつつ後者について忖度なく議論する能力を身につける

キーワード

歴史、政治、批判的思考、ディスカッション、アカデミックライティング

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

「講義の概要とねらい」で述べたとおり。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

ペーパー提出・ディスカッション

「講義の概要とねらい」で述べたとおり。参加者の要望や反応を見て柔軟に対応する。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

とくになし。課題書については「参考書、講義資料等」を参照のこと。

参考書、講義資料等

課題書は、参加者の要望や反応を見て柔軟に選択する。
課題書候補の例として以下の書籍を挙げる(すべて読むわけではない)。
他の書籍を課題書に指定する可能性も大いにある。

・清水唯一朗『原敬』中公新書、2021年
・一ノ瀬俊也『東條英機』文春新書、2020年
・池本大輔『サッチャー』中公新書、2025年
・澁谷由里『張作霖』岩波新書、2026年
・遠藤正敬『戸籍の日本史』インターナショナル新書、2025年
・藤野裕子『民衆暴力』中公新書、2020年
・将基面貴巳『反逆罪』岩波新書、2024年
・加藤喜之『福音派』 中公新書、2025年
・武井彩佳『歴史修正主義』中公新書、2021年
・斎藤淳子『シン・中国人』ちくま新書、2023年
・康凱爾『日本人のための台湾学入門』平凡社新書、2025年
・友松夕香『グローバル格差を生きる人びと』岩波新書、2025年
・梅澤佑介『民主主義を疑ってみる』ちくま新書、2024年
・南川文里『アファーマティブ・アクション』中公新書、2024年
・小泉悠『現代戦争論』ちくま新書、2026年
・越智萌『だれが戦争の後片付けをするのか』 ちくま新書、2025年
・橋本直子『なぜ難民を受け入れるのか』岩波新書、2024年
・松谷満『「右派市民」と日本政治』朝日新書、2026年
・富永京子『なぜ社会は変わるのか』講談社現代新書、2025年
・樋口恭介『21世紀を動かす思想 加速主義・プルラリティ・SFプロトタイピング』集英社新書、2026年
・ジョージ・オーウェル『1984年[新訳版]』ハヤカワepi文庫、2016年
・シスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』岩波現代文庫、2016年
・カール・シュミット『政治的なものの概念』岩波文庫、2022年

成績評価の方法及び基準

ペーパー提出:50% 議論への参加:50%
基本的に毎回のゼミへの出席を求める。前の授業の関係や病欠等の事情がある場合を除き、欠席や大幅な遅刻がある場合には、成績評価に反映する(具体的にはガイダンスで説明する)。

関連する科目

  • LAH.H105 : 歴史学A
  • LAH.H205 : 歴史学B
  • LAH.H305 : 歴史学C
  • LAH.S414 : 文系エッセンス14:歴史学

履修の条件・注意事項

高い日本語運用能力。日本語がネイティヴである必要はない(以前のゼミでは交換留学生の参加も)。

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

sawai.i.1085[at]m.isct.ac.jp

オフィスアワー

教員にメールなどで事前連絡の上で、互いの予定を鑑みて個別的に設定