2026年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
歴史学B
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 周 文涛
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月1-2 (M-356(H132)) / 木1-2 (M-356(H132))
- クラス
- -
- 科目コード
- LAH.H205
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2026年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2026年3月5日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では、1905年から1945年までの日本政治外交史を学んでいく。
まず、基礎的史実を学ぶことで、日露戦後、「一等国」となった日本がいかに崩壊へと向かったのか、その過程を理解することが目的である。そのうえ、近代日本が崩壊する原因について、学生が独自な歴史解釈を提示する意欲が求められる。なお、レポートの作成を通して、学術論文を執筆する初歩的技法を身につける。
到達目標
①当該時代において、基礎的歴史の経緯を把握する。
②一連の歴史の流れを総合的に俯瞰し、近代日本の政治外交に対し独自な評価し、そしてその現実的な含意を見つける。
キーワード
日本近代史、政治外交史、政党、陸軍
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
スライドを用いて講義形式で行う。毎回の講義の最後に、講義における疑問や感想、意見などを記したリアクションコメントの提出を求める(オンラインでの提出となる)。重要なコメントについては、必要に応じ次回講義の冒頭にて補足説明や応答を行う。なお、時間の余裕がある場合、授業中でもコミュニケーションの時間を設けることもあり得る。
授業計画・課題
| 授業計画 | 課題 | |
|---|---|---|
| 第1回 | イントロダクション |
本講義の趣旨、参考文献、受講時の注意点、成績評価方などを説明する。 |
| 第2回 | 前史1:幕末から明治国家の成立まで |
いわゆる不平等条約の調印から、明治維新を経て、近代国家としての日本が誕生するまでの過程を追いながら、明治憲法体制の内実を探る。 |
| 第3回 | 前史2:国会開設から日露開戦までの政治様態 |
明治二、三十年代における政党と藩閥政府との緊張関係を検討し、同時代の日本政治の特徴を考える。 |
| 第4回 | 前史3:明治期の外交と戦争 |
おもに条約改正の過程、日清戦争、日露戦争開戦の過程を見ながら、明治期日本外交の全体像を把握する。 |
| 第5回 | 日露戦後の政治外交 |
政党と藩閥政府との緊張関係が緩和する「桂園時代」における政治の特徴、及び日露戦争を経た日本外交の変容を考察する。 |
| 第6回 | 第一次世界大戦と日本 |
第一次世界大戦において日本がどのような外交を展開したかを検討する。 |
| 第7回 | 政党内閣の時代 |
本格的な政党内閣の政治体制が成立してから崩壊するまでの過程を見ながら、二大政党の政策上の異同を検討する。 |
| 第8回 | 軍部の台頭 |
満洲事変をはじめとする独断行動や、国内に発生する一連のクーデター事件を通して、軍(とりわけ陸軍)がいかに最大勢力になったかを検討する。 |
| 第9回 | 日中戦争以降の外交と政治 |
三回にわたる近衛文麿内閣の施策を中心に、日中戦争の戦線拡大と日米開戦にいたる過程を検討し、あわせてこの時期における政党の動きも議論する。 |
| 第10回 | 明治国家の崩壊 |
日米開戦以降の状況及び、日本が降伏するまでの政治過程を検討する。 |
| 第11回 | 特殊講義①:日本陸軍という組織 |
明治日本の崩壊をもたらした張本人ともいえる日本陸軍であるが、その統制に機能不全を生じさせた、あり得べき原因を解説する。 |
| 第12回 | 特殊講義②:日本の植民地統治 |
おもに「満洲」と呼ばれた中国東北部を対象に、植民地統治のあり方を把握し、その遺産も発見する。 |
| 第13回 | 特殊講義③:科学技術と政治 |
近代以降日本における科学技術の発展、及び科学技術と政治、そして戦争との関係を検討する。 |
| 第14回 | まとめ |
授業の内容を総括し、受講生からの講義全体に関する質問を応答、討論する。 |
| 第15回 | 期末試験 |
論述式の筆記試験を実施する。試験の際に、参考書や講義資料の使用が可能である。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,参考書やスライド等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)を適宜に行うこと。
教科書
なし。
参考書、講義資料等
講義全般に関する参考書として、以下の二点を挙げる(購入の必要なし)。
・五百旗頭薫、奈良岡聡智 日本政治外交史』、放送大学教育振興会、2019年
・北岡伸一、『日本政治史―外交と権力』〔増補版〕、有斐閣、2011年
成績評価の方法及び基準
リアクションペーパー(50%)+期末試験(50%)
関連する科目
- LAH.H105 : 歴史学A
- LAH.H305 : 歴史学C
- LAH.S414 : 文系エッセンス14:歴史学
履修の条件・注意事項
なし。