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2026年度 (最新) 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目

歴史学A

開講元
文系教養科目
担当教員
SUN JING
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
月5-6 (M-143B(H119B))
クラス
-
科目コード
LAH.H105
単位数
100
開講時期
2026年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2026年3月5日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

本講義は、歴史学概論として、歴史学に関する基礎的な知識や思考法を身につけることを目的とする。まず、歴史と歴史学とは何かについて事例を通し概観した上で、歴史を学ぶ・歴史に学ぶとはどういうことかを議論する。次に、歴史学の基礎にある史料の多様性とその「実証」の意味を検討した上、分野横断研究、ミクロヒストリア、ビックヒストリー、量的分析法、デジタルヒューマニティーズなど新しい歴史学研究のアプローチとその成果を紹介し、学生と共に歴史の研究法・勉強法を思考する。最後に、歴史と現在の連動を考え、現代社会こそ歴史学の思考法のを学ぶ必要性と重要性を指摘する。

到達目標

1、歴史学に関する知識やその基礎的な思考法を学び、歴史を学ぶ楽しみと歴史に学ぶ重要性を自ら見つけること。
2、歴史研究の多様なアプローチを認識し、批判的かつ横断的な思考を養い、「歴史学」を現代社会の再考する一つの方法を身につけること。
3、歴史の多面性を理解することで、グローバル化する社会において多様な人々と協働を行うための知的基盤を獲得する。

キーワード

歴史学、「実証」、文理融合、ミクロヒストリア、デジタルヒューマニティーズ、世界史

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

スライドを用いた講義形式を基本としつつ、小規模なグループワークや投票などの双方向的な授業のやり方を試みる。毎回の講義の最後に、講義における疑問や感想、意見などを記したリアクションコメントの提出を求める(オンラインでの提出となる)。有用なコメントについては、必要に応じ次回講義の冒頭にて補足説明や応答を行う。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

ガイダンス:歴史を学ぶ/歴史に学ぶ

本講義の概要や到達目標、参考文献、成績評価方法などを説明した上、事例を通じて現代社会で歴史を批判的思考法として学び、そして歴史に学ぶ重要性を再考する。

第2回

歴史学と史料:歴史の三つの鍵

歴史学的な「実証」を行うために様々な史料が用いられるが、史料の多様性に着目して、史料から広がる歴史の世界を味わう。

第3回

「実証」とは何か:史料批判

史料の「使い方(疑い方)」を学ぶながら、歴史修正主義の意味と問題を検討する。

第4回

歴史学の潮流と方法(1):ミクロヒストリアとビックヒストリー

史学史と歴史哲学の要点を簡単に紹介した上で、ミクロヒストリアとビックヒストリーという歴史学研究のアプローチとその成果を紹介し批判的に考える。

第5回

歴史学の潮流と方法(2):分野横断研究

事例を通じて歴史学は他分野とどうつながるかについて考え、分野横断研究の意義を考察する。

第6回

歴史学の潮流と方法(3):デジタル時代の歴史学

量的分析法とデジタルヒューマニティーズの研究法を紹介しながら、デジタル・AI時代でこそ史料(情報)を探し、信頼性と偏りを意識して読む力の必要性を理解する。

第7回

期末試験・まとめ

学習内容の理解度を確認するための試験を実施した上で、歴史学概論として講義内容をまとめる。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし。

参考書、講義資料等

講義全般に関する参考書として、以下の二点を挙げる(購入の必要なし)。
1、東京大学教養学部歴史学部会『東大連続講義 歴史学の思考法』岩波書店、2020年。
2、池上俊一『歴史学の作法』東京大学出版会、2022年。
その他、講義の中でも必要に応じて紹介する。

成績評価の方法及び基準

リアクションコメント30%、期末テスト70%。
期末テストは記述式・持ち込み不可。

関連する科目

  • LAH.H205 : 歴史学B
  • LAH.H305 : 歴史学C
  • LAH.S414 : 文系エッセンス14:歴史学

履修の条件・注意事項

義務教育や高校レベルの歴史の予備知識があるのが望ましいが、講義中でも基礎的な知識を適宜確認しながら進行する予定である。