トップページへ

2026年度 (最新) 学院等開講科目 環境・社会理工学院 社会・人間科学系 社会・人間科学コース

社会・人間科学特別講義SA

開講元
社会・人間科学コース
担当教員
磯野 真穂
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
木3-4 (M-B45(H105))
クラス
-
科目コード
SHS.L417
単位数
100
開講時期
2026年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2026年4月2日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

目の前の相手に世界はどのように見えているのか」という問いは、文化人類学が少なくとも1世紀以上にわたり取り組んできた中心課題である。本授業では、統計やマクロな俯瞰が重視されがちな現代の問題設定を踏まえつつ、日々の人間関係の基盤である1対1の相互行為に焦点を当てる。
良い・悪いの判断をいったん保留し、相手の「肩越しに立つ」ように理解を試みる文化人類学の哲学と手法を参照しながら、問う力(問いの立て方)と聴く力(聴取・インタビューの実践)を伸ばすための視座と技術を学ぶ。授業内ではペアワークを中心に、実際に話を聞く練習と振り返りを行う。

到達目標

1.文化人類学における「他者理解」「判断の保留」「視点取得(perspective-taking)」の考え方を説明できる。
2.相手の語りを引き出すための問いの設計(オープン/クローズ、追問、沈黙の扱い等)を実践できる。
3.聴取の記録(メモ、要約、フィールドノート)を用いて、語りの構造・前提・関係性を分析できる。
4.授業で得た手法を、研究・教育・臨床・組織・ビジネス・私的関係などの場面に応用する観点を提示できる。

キーワード

文化人類学、エスノグラフィ、インタビュー

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

対話とワークを多く取り入れた演習形式の授業である。課題をやってこないと授業に影響が出るため必ずこなした上で参加すること

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

聞くとはどういう行為か

リフレクションシート

第2回

記述的質問

インタビューの文字起こし分析

第3回

記述的質問(2)

インタビューの文字起こしと分析

第4回

コーディング

コーディングの実施

第5回

構造的質問&対象的質問

インタビューの文字起こし分析

第6回

構造的質問&対象的質問(2)

インタビューの文字起こし分析

第7回

まとめ

インタビューの結果発表

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

James P. Spradley(2016) The Ethnographic Interview . Waveland Pr Inc

参考書、講義資料等

各受講生が参加するコースの参考書と講義資料等については担当教員の指示に従うこと。

成績評価の方法及び基準

授業内と対話とワークへの参加(70%)、その内容を踏まえた課題の提出(30%)により評価する。遅刻は減点対象。

関連する科目

  • 文系エッセンス(文化人類学)

履修の条件・注意事項

授業内での対話とワークに差し支えるため、遅刻をしないこと。欠席の代替措置は原則行わない。

その他

課題は仮である。院生のレベルに応じて課題内容に変更が加わる可能性が高いことを前もって知った上で受講すること。