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2026年度 (最新) 学院等開講科目 環境・社会理工学院 土木・環境工学系 土木工学コース

実務耐震工学I

開講元
土木工学コース
担当教員
佐々木 智大 / 加藤 一紀 / 堤内 隆広
授業形態
講義 (対面型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
木7-8 (W5-107)
クラス
-
科目コード
CVE.A432
単位数
100
開講時期
2026年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2026年3月9日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

本講義では,地盤・地中構造物の耐震設計について,これまでの授業で学んだ構造力学,地盤工学に関連する内容の実務での活用について学習する。まず,大規模地震災害発生時の地盤・地中構造物の被害事例を知り,それらの被害メカニズムについて学ぶ。また,地震のメカニズムとその特徴について整理し,耐震設計を行う上で重要となる設計用地震動について学習する。
 続いて,地盤および地中構造物の耐震設計に関する事項として,基本的な土の動的性質(土の応力依存非線形,せん断ひずみ依存非線形とこれらのモデル化)について学習するとともに,地盤の動的特性や軟弱地盤の応答の特徴について知る。これらを理解したうえで,特に液状化被害について着目し,液状化発生のメカニズムとその被害の特徴について理解し,その解析手法を学習する。
 最後に上記の学習内容を踏まえた演習を行う。この演習を通じて学習内容の理解を深め,地盤・地中構造物の耐震設計を行う上で必要となる知識を身に付ける。

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1.地震のメカニズムとその特徴について説明できる。
2.地盤の動的特性と軟弱地盤の特徴について理解し,地盤・地中構造物の地震時安全性を評価できる。
3.液状化現象のメカニズムと液状化被害を説明し,その対策の検討ができる。

実務経験のある教員等による授業科目等

実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)

建設会社において設計,施工,技術開発に従事した教員が担当しており,構造物の耐震工学について実務的な観点から学修することができる。

キーワード

地震被害,設計用地震動,地盤・地中構造物の耐震設計,地盤の動的特性,液状化

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

講義では,実際の被害事例や実験事例を交えながら,設計基準の技術的バックグラウンドや,基準には明記されていない部分を中心に説明する。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

講義の概要説明と地盤・地中構造物の被害事例・大規模実験の事例紹介

地盤・地中構造物の被害事例およびそのメカニズムについて、大規模実験の事例も交えながら理解する。

第2回

地震のメカニズムとその特徴,設計用地震動

地震のメカニズムとその特徴,設計用地震動について理解する。

第3回

地盤および地中構造物の耐震設計

地盤および地中構造物の耐震設計について理解する。

第4回

液状化現象のメカニズムと実験・解析事例

液状化現象のメカニズムについて、実験・解析事例を通じて理解する。

第5回

液状化解析

液状化の解析手法について理解する。

第6回

実務事例紹介

実務における設計事例について理解する。

第7回

演習

講義内容に関連する事象について調査し,これに対する対策の提案を発表する。

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

各講義において講義ノートを配布する。

参考書、講義資料等

土木学会:実務に役立つ耐震設計入門,ISBN978-4-8106-0731-4
川島一彦:地震との戦い,ISBN978-4-306-02464-9
川島一彦:耐震工学,ISBN978-4-306-02497-7

成績評価の方法及び基準

演習(60%),レポート(40%)。

関連する科目

  • CVE.A433 : 実務耐震工学II

履修の条件・注意事項

特になし

その他

建設現場の見学会を計画しており,演習課題として見学会の内容に関連するレポートを提出してもらう。具体的な内容は授業で説明予定。