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2026年度 (最新) 学院等開講科目 環境・社会理工学院 土木・環境工学系

地盤調査・施工学

開講元
土木・環境工学系
担当教員
小口 千明 / 髙橋 章浩 / 澤田 茉伊
授業形態
講義
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
クラス
-
科目コード
CVE.C311
単位数
200
開講時期
2026年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2026年3月5日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

地盤は、種々の地質学的・地形学的プロセス(=地圏プロセス)を経て形成され、他の工学材料とは異なる多様な性質を持つ材料により構成されている。しかも、地球上のほとんどの構造物は、複雑な層構成からなる地盤上あるいは地盤中に築造されているため、現場ごとに異なる地質・地形条件は、土木構造物の計画、設計、施工、維持管理において、必要不可欠な情報である。本講義では、地盤の情報や特性を取得するための地盤調査と、その結果に基づいた各種地盤構造物の施工技術について、具体的な事例をもとに土質工学と地質工学の観点から解説する。

到達目標

地盤とのかかわりの深い土木構造物の計画、設計、施工、維持管理において、必要となる地質・地形情報、その取得のための地盤調査法、結果の解釈に不可欠な地質工学の基礎知識について習得する。さらに、地盤調査結果に基づいた各種地盤構造物の施工技術、防災・減災対策、地盤環境技術について理解を深める。

キーワード

地圏システム、応用地質、地形図、地質図、地盤調査、地盤施工、トンネル、防災施設、ダム、マスムーブメント

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

関連分野の知識と技術に関する講義を行い、授業の最後に簡単な小テストを実施する。
地質、施工に関する現場見学を行い、理論と実際の関係についても学ぶ。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

概説、土木と地質の接点 - 土木事業における地盤調査の役割

土木事業における地質情報の重要性の理解

第2回

地圏システムの理解:地質・地形作用

地球システムの一環としての地質作用や地形プロセスの理解

第3回

鉱物と岩石

岩型(岩石の種類)を決める鉱物の種類と岩石組織との関係および岩石鉱物の風化変質の理解

第4回

地形図の利用と読図

- 地形図判読による地形プロセスの理解
- 地理院地図の各種主題図の理解と応用

第5回

地質構造と地質図の利用

種々の地質構造の特徴、地質図の判読と工学的利用法の理解

第6回

地質・地盤リスクとマスムーブメント

地山区分や岩盤等級の理解
マスムーブメントなどの地質災害の理解

第7回

地盤調査と基礎の施工

地質条件に応じた各種基礎工法の理解

第8回

ダム・斜面の調査と施工

ダム築造技術と必要地盤調査法の理解
斜面安定調査法と補強技術の理解

第9回

地盤掘削の調査と施工

掘削技術とトンネル工法、その調査法の理解

第10回

地震防災の調査と対策

地震防災のための地盤調査と防災技術の理解

第11回

地質観察実習

地形図と地質図などの実践学習と、地質現象の理解

第12回

現場見学

建設現場見学

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし

参考書、講義資料等

講義資料はLMSにアップロードする。必要に応じて授業時に印刷物も配布する。

成績評価の方法及び基準

小テスト (50%)、レポート (50%),

関連する科目

  • CVE.C201 : 土質力学第一
  • CVE.C202 : 土質力学第二
  • CVE.C401 : 地盤材料力学
  • CVE.C402 : 地盤安定特論
  • CVE.C432 : 岩盤工学
  • CVE.C431 : 地盤工学における物理模型

履修の条件・注意事項

地学、とくに地形学と地質学に関して学ぶ意欲を持っていることが望ましい。
土質力学、土質基礎工学に関する最低限の知識を有していることが望ましい。
インフラ建設、防災について興味を持っていることが望ましい。