2026年度 (最新) 学院等開講科目 工学院 電気電子系 原子核工学コース
原子力の安全性と地域共生
- 開講元
- 原子核工学コース
- 担当教員
- 筒井 広明
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 集中講義等
- クラス
- -
- 科目コード
- NCL.F454
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2026年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2026年3月5日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
【概要】
原子力発電所の安全性を確保するために、どのようなプロセスを経て原子力プラントがつくられているのか、「ものつくり」の観点から原子力における設計方法と規制体系を包括的に講義し、今後の原子力の安全性のあり方について考えさせる。また、蒸気発生器伝熱管損傷やナトリウム漏えい事故などを経験してきた福井県を例として取り上げ、原発立地地域の社会がどのように原子力と関わり、どのように共生してきたのか、その歴史の理解と今後の地域共生のあり方について考えさせる。さらに、原子炉の健全性試験実験を行わせるとともに、原子力関連施設を見学させ、福島原発事故後の対応と現状を学ばせる。
この講義は福井大学、大阪大学等と連携して、夏季休暇の5日間の集中講義として福井大学で実施する。
【ねらい】
原子力発電プラント建設・運転に係わる全体像を理解させる。また、原子力安全の試験技術の基礎を体験・理解させる。
到達目標
原子力産業界で将来活躍するための俯瞰的視野を修得する。
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
一部、日本原子力研究開発機構で最前線の研究に取り組む研究者が講義を実施する。
キーワード
原子力発電プラント、安全性、地域共生、原子炉材料試験
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
福井大学、大阪大学等と連携して、夏季休暇の5日間の集中講義として福井大学で実施する。
授業計画・課題
| 授業計画 | 課題 | |
|---|---|---|
| 第1回 | 原子力システム安全概論 |
高速炉プラントシステム等の安全設計等 |
| 第2回 | 軽水炉安全性基盤研究 |
軽水炉の安全性向上のための基盤研究について |
| 第3回 | 核燃料サイクル概論 |
ウランの採掘から発電所の燃料製造及び再処理等の核燃料サイクル概説 |
| 第4回 | 放射性廃棄物の処理・処分 |
放射性廃棄物の特徴と処分方策及び安全確保の考え方 |
| 第5回 | 施設概要説明 |
高速増殖原型炉もんじゅ及び関西電力美浜原子力発電所の概要紹介 |
| 第6回 | 施設見学 |
高速増殖原型炉もんじゅ及び関西電力美浜原子力発電所の見学 |
| 第7回 | 施設見学 |
高速増殖原型炉もんじゅ及び関西電力美浜原子力発電所の見学 |
| 第8回 | 福井の原子力安全と地域共生 |
福井における原子力関連施設の立地からこれまで |
| 第9回 | 社会的合意形成 |
地域における対話の実践と課題 |
| 第10回 | 原子力と地域共生 |
原子力立地地域のステークホルダーとのディスカッション |
| 第11回 | 構造健全性評価 |
破壊力学の目的、破壊力学パラメータ及び原子力分野での利用 |
| 第12回 | 構造健全性評価ガイダンス |
原子炉構造の安全性の考え方及び構造健全性評価の手順 |
| 第13回 | 構造安全実習(1) |
非破壊検査実習、目視試験(VT)と浸透探傷試験(PT) |
| 第14回 | 構造安全実習(2) |
破壊評価実習、破壊パラメータの計算及び終局強度評価(ストレステスト) |
| 第15回 | 構造安全実習(3) |
破壊実験、評価精度の検証及び安全性の討論 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
教科書
なし
参考書、講義資料等
本授業用テキストを配付する。
成績評価の方法及び基準
数回のレポート
関連する科目
- NCL.F451 : 原子力基礎工学第一
履修の条件・注意事項
なし
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
筒井 広明 (htsutsui[at]zc.iir.isct.ac.jp)
オフィスアワー
10:00-17:00
事前にメールでアポイントメントをとること。