トップページへ

2026年度 (最新) 学院等開講科目 理学院 化学系 化学コース

有機化学基礎特論 II

開講元
化学コース
担当教員
山下 誠
授業形態
講義 (ライブ型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
木3-4
クラス
-
科目コード
CHM.D402
単位数
100
開講時期
2026年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2026年3月5日
使用言語
英語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

有機化学における分析法の背景・理論を理解して、実際の研究現場で使える知識を身につけることを目的とする。

到達目標

紫外−可視分光法:原理の理解・Lambert-Beerの法則の理解・発色団とその相互作用の理解
赤外分光法:原理の理解・官能基ごとの特性吸収帯の理解・スペクトルの読解
質量分析法:原理の理解・イオン化法の理解・分子イオンとフラグメンテーション、同位体存在比の理解、スペクトルの読解
核磁気共鳴(NMR)分光法:原理、ベクトルモデルと緩和、測定可能な核種と磁気回転比、化学シフト、スピン−スピン結合と結合定数および分裂パターン、分子の動的挙動との関係、デカップリング、多次元NMR、多核NMR、の理解・1Hおよび13C NMRにおける官能基ごとの化学シフト・スペクトルの読解
単結晶X線構造解析法:原理の理解・データの特徴と読み方
これらの手法の原理と特徴を学びながら、それぞれの手法を組み合わせて有機化合物の構造決定を行うことができるようになること、各種データベース等を用いて未知化合物の同定を行うための手法を身につけること、を最終目標とします。

キーワード

紫外−可視分光法、赤外分光法、質量分析法、核磁気共鳴(NMR)分光法、単結晶X線構造解析法

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

対面での講義を行う

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回

紫外−可視分光法、赤外分光法

授業内容について復習するための課題を課す

第2回

核磁気共鳴(NMR)分光法1

授業内容について復習するための課題を課す

第3回

核磁気共鳴(NMR)分光法2

授業内容について復習するための課題を課す

第4回

核磁気共鳴(NMR)分光法3

授業内容について復習するための課題を課す

第5回

核磁気共鳴(NMR)分光法4・質量分析法1

授業内容について復習するための課題を課す

第6回

質量分析法2・単結晶X線構造解析法1

授業内容について復習するための課題を課す

第7回

単結晶X線構造解析法2

授業内容について復習するための課題を課す

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

有機化学のためのスペクトル解析法 第3版 UV,IR,NMR,MSの解説と演習 S. Bienz, L. Bigler, T. Fox, H. Meier 著, 三浦 雅博 監訳, 安田 誠, 平野 康次 訳 (化学同人) ISBN 9784759823493
第2版 化学・薬学のためのX線解析入門, 平山 令明 著, 丸善, ISBN: 978-4621077627

参考書、講義資料等

講義資料を配布する。

成績評価の方法及び基準

各回の最後に行う小テスト(20%)および期末試験(資料持込可、80%)の点数により成績を評価します。
達成基準:各種測定法の原理および特徴、測定条件と得られるデータの関係、を理解しており、説明することができる。複数の測定法の結果を見比べることで、有機化合物の構造決定を独力で行うことができる。

関連する科目

  • CHM.D201 : 有機化学第一
  • CHM.D202 : 有機化学第二
  • CHM.D301 : 有機化学第三
  • CHM.D331 : 合成有機化学
  • CHM.D333 : 有機反応論

履修の条件・注意事項

講義で扱う範囲は主に基礎的な事項ばかりです。実際の研究活動において各種スペクトル等を見ながら独力で解析することが、有機化学における分析法を身につけるための最短距離となります。日々先輩や先生とディスカッションしながらレベルアップを図ると共に、教科書だけでなく参考書も用いて授業で取り扱った内容以外も理解するよう心がけましょう。それが有機化学のプロフェッショナルへの地道で最短な一歩です。講義内容に関する質問等はいつでも歓迎します。