2025年度 (最新) 学位プログラムとして特別に設けた教育課程 学位プログラムとして特別に設けた教育課程 リーダーシップ教育課程
プロフェッショナルと価値創造 B
- 開講元
- リーダーシップ教育課程
- 担当教員
- 山田 圭介
- 授業形態
- 演習
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - クラス
- -
- 科目コード
- TAL.S503
- 単位数
- 010
- 開講時期
- 2025年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年3月19日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
副題: DNXベンチャーと考えるアントレプレナーシップ論;起業という選択肢の現状を社会的ニーズ、当事者の動機から理解し、その本質を実践的に学ぶ
アントレプレナーシップ教育は、単にスタートアップ企業設立を目指す起業家を育成することだけでなく、広く、新たな価値を社会にもたらす人材育成を目指している。大企業や研究組織を含め、社会の多くの組織でも、「アントレプレナーシップ」を持ち且つ発揮できる人材へのニーズが高くなっている背景もある。
本学でも、学生個々人が、自身の「アントレプレナーシップ」をトレーニングし、将来的に、新たな研究成果、あらたな事業(大企業でも起業でも)の創出の原動力の一つにしてほしいと考えている。
「起業」は、新たな価値を社会に提供する手段の一つであり、「アントレプレナーシップ」を発揮した典型的な結果の一つである。本科目では、日々、多くのスタートアップを発掘・投資・育成している世界的なベンチャーキャピタル運営者と、スタートアップ企業の経営者から、資本主義制社会の中で企業はどのように設立され、どのように運営されているのか、投資家・経営者の価値・動機・思惑はどのようなメカニズムがあるのか等を、現実の生々しい情報も含み、学生の皆さんとディスカッションできればと考えている。
「起業」という選択肢を理解しておくことは、将来ビジネスパーソンとして、また、アカデミアの研究者としても、選択肢を広げることになる。
本科目は、米国・日本の両方を拠点としているDNXベンチャーズの倉林氏(マネージングパートナー・日本代表)および白石氏(プリンシパル)を非常勤講師として迎え、加えて日本の成長過程にあるスタートアップ経営者にも加わってもらい、「アントレプレナーシップ」の本質にせまる講義を展開する予定。できるだけ、起業家の講演も含め、講師の皆さんとの質疑応答の時間を確保し、一方通行ではなくできるだけインタラクティブに行い、参加学生の皆さんと「アントレプレナーシップ論」を展開していきたい。
みなさんの積極的な参加を期待したい。
到達目標
(1) 「起業」の社会的背景・ニーズ、当事者の動機・思惑のメカニズムを理解する
(2) 講師、企業経営者とのコミュニケーションを通し、共感、論点整理、課題設定、論理性の確保のスキル向上
(3) 「アントレプレナーシップ」発揮し、「新たな価値を開拓し設定する」行動に繋げるステップとする
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
アントレプレナーシップの各要素は、実務に直接関連する。企業育成の実務に精通している教員の知見は、本講座に不可欠である。
キーワード
アントレプレナーシップ、リーダーシップ、起業、スタートアップ、主体性、価値創造
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
1. 本科目は「集中講義」であり、各回の具体的日程、各回の内容概要は、期初に行うアントレプレナーシップ「リーダーシップ・価値創造」科目説明会(事前登録制)、および、アントレプレナーシップ教育機構ホームページ(https://www.cee.titech.ac.jp/)およびリーダーシップ教育院ホームページ(https://www.total.titech.ac.jp/)で発表する。
2. 履修希望者は、同説明会に参加、スケジュールを確認の上、履修申告することを強く推奨する。
3. 定員以上の履修申告があった場合は、選抜となる場合がある。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 起業の意義/パーパス経営-資本制、株式会社とは- | オンサイトで提示する |
第2回 | 起業家による講演(1) | |
第3回 | デジタル社会とイノベーション | |
第4回 | 起業の方法論-リーンスタートアップ- | |
第5回 | 起業家による講演(2) | |
第6回 | 大企業との連携-大企業とオープンイノベーション- | |
第7回 | ケーススタディ-まとめと事例による模擬体験- |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
各回の詳細な日程については、期初に行うアントレプレナーシップ「リーダーシップ・価値創造」科目説明会(事前登録制)、および、アントレプレナーシップ教育機構ホームページ(https://www.cee.titech.ac.jp/)およびリーダーシップ教育院ホームページを(https://www.total.titech.ac.jp/)で発表する。
教科書
特になし
参考書、講義資料等
特になし
成績評価の方法及び基準
1. 自身の参加目的の認識、ワークショップテーマの理解と取り組み、講師・ゲストスピーカーとのコミュニケーション状況などを総合的に評価
2. 講師・ゲストスピーカーからの提供情報は当日その場での消化が望ましい場合が多く、全回を通して理解度が上がるような設計になっており、かつ、講師・ゲストスピーカーとのコミュニケーションを重視することから、全回参加が望ましい
関連する科目
- TAL.S508 : プロフェッショナルと価値創造 D
履修の条件・注意事項
なし
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
リーダーシップ教育院 特任教授 山田圭介 yamada.k.be[at]m.titech.ac.jp
オフィスアワー
随時予約、または、予約なしの場合は祝日以外の毎週金曜日の13:00-14:00 (オンライン、アクセス方法については以下から問い合わせのこと。)
https://forms.gle/kCDtXz2NcwHy8kSC9
その他
GA0Mの獲得が可能