2024年度 学院等開講科目 教養科目群 アントレプレナーシップ科目
博士社会・ビジネスのルールと倫理 B
- 開講元
- アントレプレナーシップ科目
- 担当教員
- 和泉 章 / 菅生 繁男 / 西尾 拓 / 平田 和也 / 若山 浩二
- 授業形態
- 講義 (ライブ型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 木5-6
- クラス
- B
- 科目コード
- ENT.C620(LAC.C620)
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年3月17日
- 使用言語
- 日本語
※ 科目コードに( ) がある科目は、学生の入学年度によって科目コードが異なります。
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本科目は、博士課程修了後に産業界でリーダー的や役割を担ってキャリアを構築していく際に大きく関わってくる社会やビジネスのルールについて、その概要を理解するためのものである。具体的には、知的財産権などの法律、標準(規格)、コンプライアンス、倫理、危機管理、SDGs(Sustainable Development Goals)等について概要を学ぶとともに、具体的な事例について考察やディスカッションを行いつつ履修する。
この科目のねらいは、社会やビジネスのルールについて受け身で接するのではなく、産業界でキャリアを構築する際には、自らが主導して策定する必要があることを理解することである。ルールを自ら策定する意識を持つことは、実社会におい技術を専門とする者以外の者とも協調してイノベーションを実現していくためにも不可欠である。
学生が、関連する知識を得るだけでなく、講義内容を自分事として捉えて、自身のこれからの進路で具体的に役立つことや活用できることを見出して考察することが重要である。
なお、日本語の講義なので、内容を理解できる日本語能力を持つことが必要。
本科目は、Zoomによる直接的指導型の「ライブ授業」である。したがって、したがって、毎回の講義を必ずリアルタイムで受講すること。研究室のゼミ等や他の講義の受講等で定常的に出席できないのであれば履修しないこと。
本科目は、2Q(B)と4Q(D)に開講する。内容は同一なので、学生自身の履修計画に合わせて履修することが望ましい。
到達目標
本科目を履修することによって以下を修得する。
1)社会・ビジネスには様々なルールがあり、技術を実装する際にも大きく関わっていることを理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見出す。
2)実社会でキャリアを積んでいく際には、ルールを大枠で理解するだけでなく、積極的に策定に関わっていくことが必要であることを理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見出す。
3)コンプライアンス、倫理、危機管理、SDGsについて理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見出す。
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
日本政府や公的機関、民間企業等で豊富な経験を持つ教員等が自らの経験に基づきこれまで業務で携わってきた各種のルール等について講義を行う。
キーワード
ルール策定、法律、標準(規格)、コンプライアンス、危機管理、知的財産権、倫理、SDGs
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
授業はZoomによりオンラインで実施する。授業では講師と履修学生の間で双方向性を確保することが重要なので、履修学生はリアルタイムで参加することが原則。
パワーポイントを使用し、実例や図表を多用して理解しやすい講義を行う。また、Zoomの投票機能の活用やディスカッションや質問の時間を設けることで履修学生からも積極的な発信を求める。
毎回の授業において課題を課し、レポートの作成・提出を求める。レポートは評価に反映させるとともに、履修生が、将来、自らのキャリアを構築していく上で読み直して参考にできる内容とする。また、提出されたレポートのなかで履修学生が共有すると参考になる内容については、後日、必要に応じて講師のコメントを付けた上でフィードバックを行う。
講師(順不同):
菅生繁男 (株)AIST Solutions知財法務渉外本部知的財産部(兼務 渉外部)シニアエキスパート
(元日本電気(株)中央研究所チーフパテントオフィサー))
西尾 拓 ライオンケミカル株式会社 鹿島事業所長
平田和也 東京工業大学企画本部国際連携推進アドバイザー
和泉 章 東京工業大学アントレプレナーシップ教育機構キャリア教育実施室特任教授
※外部講師の都合により、講義順が入れ替わったり、授業内容が変更になることがある。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | イントロダクション、産学連携のルール、産業界における不正問題【和泉 章】 | ビジネスにおけるルールの重要性、産学連携のルール、産業界における品質等の不正問題について理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見いだす。 |
第2回 | 特許法【菅生繁男】 | 特許法の概要やビジネスにおける活用方法を理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見い出す。 |
第3回 | 著作権法、不正競争防止法、商標法 意匠法等【菅生繁男】 | 著作権法、不正競争防止法、商標法、意匠法などの概要やビジネスにおける活用方法を理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見い出す。 |
第4回 | 安全保障貿易管理とビジネスに関連するルール【平田和也、和泉 章】 | ビジネスに関連する法律など様々なルールについて理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見いだす。 |
第5回 | 企業における安全管理、コンプライアンス、倫理などの実践【西尾 拓】 | 企業のなかで安全管理がどのように行われているかや、SDGsに関する取り組みを理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見い出す。 |
第6回 | SDGsとルール作りへの参加の重要性【和泉 章】 | 企業におけるSDGsの取り組みや、法律などのルール作りへの参加の重要性について理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見い出す。 |
第7回 | 国際標準化と講義のまとめ【和泉 章】 | 国際標準は民間の技術者が自ら作成できることを理解し、自分の将来のキャリアに活用できることを見い出す。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,毎授業について授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
市販教科書は使わない。毎回、講師が用意する講義資料を原則、事前にT2SCHOLAにアップする。
参考書、講義資料等
「もしも世界に法律がなかったら 「六法」の超基本がわかる物語」木山泰嗣著 日本実業出版社 ※
「ビジネス常識としての法律(第3版)」堀龍兒 淵邊善彦著 日経文庫 ※
「法律を読む技術・学ぶ技術」吉田利宏著 ダイヤモンド社 ※
「楽しく学べる「知財」入門」 稲穂健一著 講談社現代新書 ※
「ビジネスパーソンのための法律を変える教科書」別所直哉著 ディスカヴァー・トゥエンティワン
「理系のための法律入門 第2版 デキる社会人に不可欠な知識と倫理」井野邊 陽著 講談社ブルーバックス ※
「安全四学」向殿政男、北條理恵子、清水尚憲著 日本規格協会 ※
「標準(スタンダード)のすべて」和泉章著 経済産業調査会 ※
「標準化ビジネス大全」江藤学著
「キヤノン特許部隊」丸島儀一著 光文社新書 ※
「戦場の寝業師! JR東日本Suica裏物語」 原田節雄著 Amazon POD books
「伝わるシンプル文章術」飯間 浩明著 ディスカヴァー・トゥエンティワン ※
「東大教授が教える独学勉強法」柳川 範之著 草思社 ※
「入社1年目ビジネスマナーの教科書」金森たかこ プレジデント社
「最新ビジネスマナーと 今さら聞けない仕事の超基本」石川和男、宮本ゆみ子著 朝日新聞出版 ※
「コンサル1年目が学ぶこと」大石哲之著 ディスカヴァー・トゥエンティワン ※
(※)は、東工大図書館に蔵書があるか、あるいは購入依頼中。
成績評価の方法及び基準
毎回の授業で課題が出されるので、学生はリアルタイムで出席した上でレポートの作成・提出が求められる。提出期限までに提出されたレポートについて、課題に対してどれだけ深く考察され、考察の結果が十分に記述されているかについて各授業同一のウェイトで評価する。
関連する科目
- ENT.C601(LAC.C601) : 博士キャリアデザイン
- ENT.C663(LAC.C663) : 博士グローバル企業の研究開発・ビジネス戦略
履修の条件・注意事項
Zoomに接続するデバイス(PC、タブレットなどでなるべく画面が大きい方が望ましい。)が用意でき、アプリの最新版がダウンロードされていることを確認すること。
講義時間中に通信速度が「600kbps/1.2Mbps(上り/下り)」以上でデータ通信使用量を気にしないで使用できるインターネット環境をあらかじめ確保しておくこと。
講義は日本語で行われるので、その内容を理解できる日本語力が必要である。
レポートは、日本語でも英語でも可。
その他
この科目に対応するGAは、GA1D である。
アントレプレナーシップ科目(2024年度入学生)、キャリア科目(2023年度以前に入学した学生)に関する問い合わせ先:アントレプレナーシップ教育機構(e-mail:cee.info@jim.titech.ac.jp)