2024年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
文理共創科目:人間の「思考」を考える[2]
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 栗山 直子
- 授業形態
- 講義/演習 (ライブ型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 木7-10
- クラス
- -
- 科目コード
- LAH.C652
- 単位数
- 110
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年3月17日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
文理共創科目は2024年度から新たにスタートした研究会型の科目です。毎回、各分野の第一線で活躍するゲストを招き、レクチャーののち、履修生と共にディスカッションを行います。一方的な講義ではなく、研究会形式とすることで、参加する博士課程の大学院生と共にコンバージェンス・サイエンスの新たな展開と可能性を模索します。
制限人数は一クラス50名で、超過した場合は授業開始前に抽選を行います。
グループワークは原則英語で行いますが、グループ内のコンセンサスをとっていただければ、日本語使用も可とします。司会進行・講師のレクチャーについては日本語で行い、ZOOMの翻訳機能を使用します。
第1回の授業内で研究倫理についてのe-learningを受講していただきます。証明書の提出を必須とします。
本授業では、ゲスト講師の先生方の研究に対する考え方を学びます。認知心理学の思考研究の視点から深く理解することを目標とします。
ゲスト講師は以下の先生方にお願いをしています(アルファベット順)。
藤井 学先生(東京工業大学 環境・社会理工学院 准教授)
船越 孝太郎先生(東京工業大学 科学技術創成研究院 准教授)
楠見 孝 先生(京都大学 大学院教育学研究科 教授)
西原 明法 先生(東京工業大学 超スマート社会卓越教育院 特任教授 名誉教授)
渡辺 治 先生(東京工業大学 理事・副学長 名誉教授)
到達目標
本科目の履修を通じて、学生は以下の能力を身に付けることを到達目標とします。
1) 専門家のレクチャーを理解し、自身の研究に関する深い学びにつなげることができる。
2) 多様なバックグラウンドを持つメンバーと協同して対話することができる。
3) ゲストとともに知的交流の場を創造することができる。
4) 研究者倫理・行動規範を理解し実践することができる。
キーワード
認知心理学、認知科学、思考様式、批判的思考, 問題解決
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
この授業は、ZOOMによるライブ授業(7回)で構成されています。
(ゲスト講師の講義はオンデマンドになる場合もあります。)
各回の詳細は授業計画に記されていますので、必ずご確認ください。
授業開始時刻は15:25、終了時刻は18:55頃です。
制限人数は1クラス50名で、超過した場合は授業開始前に抽選を行います。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 【10/3(木)7-8限,ZOOMによるライブ授業】 担当教員:栗山直子(東京工業大学) 概要:この授業のイントロダクションと認知心理学のレクチャー | 追って連絡します。 |
第2回 | 【10/3(木)(木)9-10限,ZOOMによるライブ授業】 担当教員:栗山直子(東京工業大学) 概要:研究倫理のe-learningの受講について | 授業内で連絡する,研究倫理のe-learningの受講を行 うこと |
第3回 | 【10/10(木)7-8限,ZOOMによるライブ授業】 ゲスト講師:楠見 孝 先生(京都大学 大学院教育学研究科 教授) 講演題目:研究リテラシーの育成:認知心理学・認知科学の視点から 概要:研究リテラシーとは,研究者が研究活動を通して獲得する実践知であり,学問的知識や方法論を土台としたスキルと叡智からなる。本講演では、大学院や研究者コミュニティにおける質の高い経験に基づく学習と、批判的思考に基づく振り返りが重要な役割を果たすことを述べます。そして、質の高い経験を積み、研究リテラシーを獲得し、ネットワークを形成するにはどのようにしたらよいか,皆で考えたいと思います。 文献: 金井壽宏・楠見孝編(2012)実践知: エキスパートの知性 有斐閣 楠見 孝(2014) 経験学習のクオリティを高めて熟達を早め,深化させる方法 RMSmessage, 37,3-5. https://www.recruit-ms.co.jp/research/journal/pdf/j201411/m37_opinion_kusumi.pdf | 追って連絡します。 |
第4回 | 【10/10(木)9-10限,ZOOMによるライブ授業】 概要:ゲスト講師によるレクチャーを踏まえたディスカッションを行いま す。 | レクチャーから学んだこと振り返る。 |
第5回 | 【10/24(木)7-8限,ZOOMによるライブ授業】 ゲスト講師:藤井 学先生(東京工業大学 環境・社会理工学院 准教授) 講演題目:研究人生の折り返し地点、過去20年を振り返って 概要:自分をまだ若い方の研究者だと思っており、何か成し遂げたというわけではないですが、皆さんにやや年が近いということも鑑みまして、私のこれまでの経験や考えを共有させていただければと思います。海外に武者修行に行った博士・ポスドク時代、指導教員からは論文原稿が真っ赤になるまで修正され落ち込んだことや、それでも必死に食らいついてジャーナルにアクセプトされた時の喜び。日本に帰ってきて、研究環境の変化やライフイベント、長期途上国出張とも重なり、なぞった研究しかできていないのではないか、と途方に暮れた時期も。言葉遊びではない、世界に伍する本当の意味でのオリジナリティをどう作っていくか、10年の試行錯誤のでたどり着いた答えは?など、お話しできればと思います。土木・環境工学系ということで、理工学よりのお話となりますが、ご容赦ください。 | 追って連絡します。 |
第6回 | 【10/24(木)9-10限,ZOOMによるライブ授業】 概要:ゲスト講師によるレクチャーを踏まえたディスカッションを行いま す。 | レクチャーから学んだこと振り返る。 |
第7回 | 【10/31(木)7-8限,ZOOMによるライブ授業】 ゲスト講師: 西原 明法 先生(東京工業大学 超スマート社会卓越教育院 特任教授 名誉教授) 講演題目:スランプに備える 概要:研究活動が順調に行っていても,いつかはスランプが来る可能性があります。スランプを克服する一般論があるのか否か存じませんが,私自身は専門を複数もち,頭を切り替えることである程度乗り切ってきたと思っています。 複数の専門は似たものでも,かなり異なるものでも良いと思います。そのためには常に視野を広くもち,他分野の知見で自分の分野に役立つものがあることを理解しそれを取り入れること,あるいはまったく異なる分野に入って行くことも必要かもしれません。 このようなことを,信号処理と教育工学を専門としてきた私の経験からお話しし,皆さんと議論したいと思います。 | 追って連絡します。 |
第8回 | 【10/31(木)9-10限,ZOOMによるライブ授業】 概要:ゲスト講師によるレクチャーを踏まえたディスカッションを行いま す。 | レクチャーから学んだこと振り返る。 |
第9回 | 【11/7(木)7-8限,ZOOMによるライブ授業】 ゲスト講師:船越 孝太郎先生(東京工業大学 科学技術創成研究院 准教授) 講演題目:合理的に非合理的な人間の思考 | 追って連絡します。 |
第10回 | 【11/7(木)9-10限,ZOOMによるライブ授業】 概要:ゲスト講師によるレクチャーを踏まえたディスカッションを行いま す。 | レクチャーから学んだこと振り返る。 |
第11回 | 【11/14(木)7-8限,ZOOMによるライブ授業】 ゲスト講師: 渡辺 治 先生(東京工業大学 理事・副学長 名誉教授) 講演題目:計算世界観(Computational Thinking)について 概要:対象をどのように見るかは重要で,科学の各分野を定める哲学と言っても過言ではない。たとえば物理学は物理的な見方,生命科学は生命科学的な見方をする。 講演者が2000年ごろから主張してきた「計算世界観」は,「計算を中心に見る」という見方であり,これまでの科学の諸分野にない新たな見方である.この新たな見方ものとに,新しい科学の手法を築いていこうとしている. 本講演では,この「計算世界観」について解説するとともに,対象世界の見方について考えを深めたい. | 追って連絡します。 |
第12回 | 【11/14(木)9-10限,ZOOMによるライブ授業】 概要:ゲスト講師によるレクチャーを踏まえたディスカッションを行いま す。 | レクチャーから学んだこと振り返る。 |
第13回 | 【11/21(木)7-8限,ZOOMによるライブ授業】 担当教員:栗山直子(東京工業大学) 概要:本授業のまとめ | 追って連絡します。 |
第14回 | 【11/21(木)9-10限,ZOOMによるライブ授業】 担当教員:栗山直子(東京工業大学) 概要:「本授業で学んだこをと自分の研究にどのように活用していくか」に関するディスカッションを行います。 | 初回授業で連絡したレポート課題を完成させ,提出す ること。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
講義中に必要な資料を配布する。
参考書、講義資料等
私たちはどう学んでいるのか: 創発から見る認知の変化, 鈴木宏昭, ちくまプリマー新書
現代の認知心理学3:思考と言語, 楠見孝 (著, 編集), 北大路出版
教養としての認知科学, 鈴木 宏昭, 東京大学出版会
他、講義中適宜、必要なものを示す。
成績評価の方法及び基準
・レポート課題を課します。執筆する分量は、言語が日本語の場合は3000~4000字、英語の場合は1500~2000words程度とします。どちらの言語でレポートを書いても可とします。
・研究倫理のe-learningを受講し、受講証をT2SCHOLAで提出することを必須とします。初回ガイダンスの後で指示を出します。
関連する科目
- なし
履修の条件・注意事項
特に指定しませんが、各回の授業を熱心に受講するようにしてください。
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
kuriyama[at]ila.titech.ac.jp
オフィスアワー
メールで問い合わせてください。