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2024年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目

横断科目22:水俣病から考える

開講元
文系教養科目
担当教員
中島 岳志 / 磯﨑 憲一郎 / 伊藤 亜紗
授業形態
講義 (ライブ型)
メディア利用科目
-
曜日・時限
(講義室)
水5-6
クラス
-
科目コード
LAH.T422
単位数
100
開講時期
2024年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2025年3月14日
使用言語
日本語

シラバス

授業の目的(ねらい)、概要

水俣病事件は「科学技術と倫理」「自然と人間の関係」「責任と許し」といった根源的な問題を内包している。1956年に発足した熊本大学水俣病研究班は、チッソの工場廃液の重金属を疑い、1959年7月、有機水銀中毒説を発表した。これに対し、同年11月、清浦雷作(東京工業大学教授)は水銀説を否定する研究報告を発表し、厚生省もこれに追随した。結果、水俣病の原因究明は遅れることとなり、被害を拡大させた。胎児性水俣病の存在が確認されたのは1960年である。 
 東京工業大学として、水俣病と正面から向き合うことは重要な意味がある。科学者として活躍が期待される学生とともに、水俣病事件の本質を考え、利他的な技術のあり方を模索したい。

到達目標

まずは水俣病事件についての基礎的な知識を身につけること。科学技術のあり方について、根源的な問いを発し、主体的に取り組む姿勢を身につけること。科学技術の進歩がもつ豊饒な可能性とその暴力性を共に理解し、問題の解決に取りくむことができること。

キーワード

水俣病、公害、科学技術、利他

学生が身につける力

  • 専門力
  • 教養力
  • コミュニケーション力
  • 展開力 (探究力又は設定力)
  • 展開力 (実践力又は解決力)

授業の進め方

【授業形態】
 ZOOMで行う。前半60分は講義、後半40分はディスカッションとする。初回(第1回)、最終回(第7回)は、中島が授業を担当する。第2回~第6回はゲストの方にお話しいただき、水俣病問題を専門的・多角的に捉える視座を獲得する。ゲストスピーカーについては、初回の授業で発表する。

授業計画・課題

授業計画 課題
第1回 10月4日(水):ガイダンス 水俣病について理解し、議論を深めること
第2回 10月11日(水):ゲスト 米本浩二さん 水俣病について理解し、議論を深めること
第3回 10月18日(水):ゲスト 高峰武さん 水俣病について理解し、議論を深めること
第4回 10月25日(水):ゲスト 胎児性患者さん+加藤タケ子さん 水俣病について理解し、議論を深めること
第5回 11月1日(水):ゲスト 下田健太郎さん 水俣病について理解し、議論を深めること
第6回 11月8日(水):ゲスト 緒方正実さん 水俣病について理解し、議論を深めること
第7回 11月15日(水)/まとめ 水俣病について理解し、議論を深めること

準備学修(事前学修・復習)等についての指示

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

特になし

参考書、講義資料等

授業の中で提示する

成績評価の方法及び基準

授業における議論・コメント(30%)と学期末のレポート(70%)によって評価する。

関連する科目

  • LAH.S203 : 政治学B
  • LAH.H104 : 文学A
  • LAH.H204 : 文学B
  • LAH.H304 : 文学C
  • LAH.H114 : 人間文化論A
  • LAH.H216 : 人間文化論B
  • LAH.H315 : 人間文化論C
  • LAH.S435 : 文系エッセンス40:人間文化論

履修の条件・注意事項

特になし

連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

tnakajima[at]ila.titech.ac.jp(中島岳志メール)