2024年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
横断科目6:長寿社会と生命
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 弓山 達也 / 山口 雄輝 / 折原 芳波 / 宮下 英三 / 八波 利恵 / 堤 浩 / 北口 哲也 / 正木 慶昭
- 授業形態
- 講義 (ライブ型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 水3-4
- クラス
- -
- 科目コード
- LAH.T406
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
「我が国最高の理工系総合大学」である東工大の学生が、理工系の分野の広がりを知り、その分野の社会的位置づけを考え、分野を越えた俯瞰的な視点を獲得し、自らの専門について多元的に捉えるようにする。横断科目の各科目は、各学院とリベラルアーツ研究教育院とが協働して、科目を企画・運営する。
生命医科学分野の技術革新により、30年前には空想にすぎなかった様々なことが実験室レベルでは可能になってきた。しかし、それらが引き起こしかねない法的、倫理的、社会的な問題に関する議論は不十分である。本講義では、以下のような様々な問題について学生自身が自ら学び、考え、ディベートする機会を提供する。
・ 本人の同意があれば臓器売買を認めるべき、か。
・ 生物兵器に転用可能な研究を法律で規制すべき、か。
・ 本人の同意に基づく安楽死を合法化すべき、か。
・ ゲノム編集技術を用いて生殖細胞を改変し、遺伝性疾患を治療することを認めるべき、か。
・ 治療目的でない人体強化を法律で規制すべき、か。
・ 自身のゲノム情報の利用と公開は、個人の裁量で決められるべき、か。
第1回の授業でディベートのチーム分けを行うので、本授業科目の履修を希望する者は必ず出席すること。本授業科目には定員があり、履修制限を課す場合がある。
(1) 現代の生命医科学の倫理的諸問題について理解を深めること、そして (2) ディベート形式の討論を通じて論理的な思考力とコミュニケーション力を高めるのが本講義のねらいである。
到達目標
本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1)本講義で取り上げる倫理的諸問題について理解を深め、論点を整理することができる。
2)本講義で取り上げる倫理的諸問題について、賛否それぞれの立場から論理的かつ説得力のある立論と反駁を行うことができる。
キーワード
ディベート、生命科学、生命倫理
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
他のすべての横断科目と同様に、本科目では、学生自らが能動的に学ぶアクティブラーニングを重視します。したがって、各回の講義には必ず出席し、サマリーレポートを提出してください。特別な事情で講義に参加出来ない場合は、科目責任者に事前に報告してください。講義への出席は、科目の成績に反映されます。また、授業中はチャットなどで随時質問を受け付けます。
第1回でコース概要を説明し、ディベートのルール・方法を説明し、学生をチーム(基本3人)に分け、第2回以降のディベートのスケジュールを編成する。第2回以降は、各回のテーマについて学生がディベートを行う。たとえばある回ではデュアルユース問題を取り上げ、「生物兵器に転用可能な研究は政府によって規制されるべきである」といったあらかじめ決められた議題について、担当チームが与野党に分かれてディベートする。議題とスケジュールは最初の授業で明らかにされるので、各チームは議題について事前に下調べ・準備しておくことができるし、それが求められる。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | コース概要の説明。ディベートのルール・方法の説明。チーム分け。第2回以降のディベートのスケジュール編成。 | ディベートのルール・方法を理解し、以降のディベートの準備をする。 |
第2回 | 現代医療の諸問題1 | 遺伝子研究にまつわる倫理的問題について論点を整理し、賛否それぞれの立場から論理的かつ説得力のある立論を行うことができる。 |
第3回 | 微生物利用にまつわる倫理的問題。 | 現代医療の諸問題について論点を整理し、賛否それぞれの立場から論理的かつ説得力のある立論を行うことができる。 |
第4回 | 現代医療の諸問題2 | 微生物利用にまつわる倫理的問題について論点を整理し、賛否それぞれの立場から論理的かつ説得力のある立論を行うことができる。 |
第5回 | 現代医療の諸問題3 | 再生医学にまつわる倫理的問題について論点を整理し、賛否それぞれの立場から論理的かつ説得力のある立論を行うことができる。 |
第6回 | 現代医療の諸問題4 | 脳科学にまつわる倫理的問題について論点を整理し、賛否それぞれの立場から論理的かつ説得力のある立論を行うことができる。 |
第7回 | 個人のゲノム情報にまつわる倫理的問題。 | 個人のゲノム情報にまつわる倫理的問題について論点を整理し、賛否それぞれの立場から論理的かつ説得力のある立論を行うことができる。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
特に指定しない。
参考書、講義資料等
特に指定しない。
成績評価の方法及び基準
自チームのディベートへの参加とその出来(計50点)、司会・TKの出来(計8点)、毎回提出するリアクションペーパーの内容(7点×6回)に基づいて評価する。ディベートの出来は (i) 事前の準備がしっかり行われた形跡があるか、(ii) 論理が首尾一貫して説得力があるか、(iii) 言語的・非言語的な表現力が優れているか、に基づいて教員が採点する。
関連する科目
- ZBA.A408 : 生命倫理特論
履修の条件・注意事項
なし。
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
yumiyama[at]ila.titech.ac.jp
”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
オフィスアワー
講義終了後、またはメールで事前予約し、各教員の教員室で質問に応じる。