2024年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
文系エッセンス14:歴史学
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 澤井 勇海
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 水3-4 (WL2-301(W631))
- クラス
- -
- 科目コード
- LAH.S414
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 1Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
【テーマ】19世紀日本・東アジアの政治と対外関係
本講義では、19世紀、とりわけ1860年代から70年代までを中心とする日本・東アジアの政治と対外関係について、基礎的な知識を確認する一方で、日本や海外の学界の動向、また教員自身の研究を紹介することで、歴史理解の多面的と面白さを伝えることを目的とする。とりわけ、西洋国際秩序の学習・適応の成否を軸とするのではなく、当時の政治アクターの知的枠組や政治的文脈、国際秩序・国際法理解、その他の条件を検討することで、日本・東アジアが経験した変容を丁寧に再構築する。
到達目標
①近現代日本・東アジアの政治・外交に関する知識を修得し、現代社会がよって立つ背景を理解する。
②リアクションコメントの提出などを通じて、自身の考えを的確に表現し発信する力をつける。
③歴史の多面性を理解することで、グローバル化する社会において多様な人々と協働を行うための知的基盤を獲得する。
キーワード
歴史学、日本史、政治外交史、幕末、明治、国際法、国際秩序
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
スライドを用いて講義形式で行う。毎回の講義の最後に、講義における疑問や感想、意見などを記したリアクションコメントの提出を求める(オンラインでの提出となる)。有用なコメントについては、必要に応じ次回講義の冒頭にて補足説明や応答を行い、双方向的なコミュニケーションを通じて理解の深化を試みる。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | イントロダクション | 本講義の概要や到達目標、参考文献、成績評価方法などを説明する。 |
第2回 | 黒船来航と海防掛 | 鎖国の終結について、黒船の軍事的圧力に屈して開国が為されたと理解されがちだが、海防掛の果たした役割などに着目し、多面的に理解する。 |
第3回 | 幕府外国方の成立/久世・安藤政権の「交際」 | 安政の大獄・桜田門外の変に前後して、幕府外国方の置かれた立場は大きく変化したが、とくに「交際」という観点からこの点を検討する。 |
第4回 | 一橋慶喜と幕末の対外関係 | 文久の改革の後、対外関係は幕府・朝廷間の流動的な政治状況により左右されるが、両者の間を調整しつつ対外関係・国内政治を遊泳した一橋慶喜の役割を見る。 |
第5回 | 維新政府の「交際」 | 維新政府の当初の対外関係を担った伊達宗城・東久世通禧の「交際」を、万国公法に関する自然法的理解と、流動化する政治的文脈の上において紐解く。 |
第6回 | 副島の「交際」と岩倉使節団 | 副島は人的な「交際」を手段として自覚的に利用したが、岩倉使節団との関係で齟齬が生じるなど、結果として明治六年の政変の伏線となった過程を見る。 |
第7回 | 期末試験・まとめ | 学習内容の理解度を確認するための試験を実施した上で、1860年代-70年代の日本・東アジアの対外関係を総括し、後の時代を展望する。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,参考書やスライド等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
とくになし
参考書、講義資料等
講義の中で必要に応じて紹介する(購入の必要なし)。
成績評価の方法及び基準
期末テスト80%、リアクションコメント20%。
期末テストは記述式・持ち込み不可。
関連する科目
- LAH.H105 : 歴史学A
- LAH.H205 : 歴史学B
- LAH.H305 : 歴史学C
履修の条件・注意事項
義務教育や高校レベルの日本史の予備知識があるのが望ましいが、講義中でも基礎的な知識を適宜確認しながら進行する予定である。
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
i.sawai[at]ila.titech.ac.jp
オフィスアワー
教員にメールなどで事前連絡の上で、互いの予定を鑑みて個別的に設定。
その他
4/10(水)は、授業は実施しません。
この授業の実施日は、4/17(水),24(水)、5/1(水),8(水),15(水),22(水) ,29(水)の全7回です。