2024年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
世界を知る:中東・アフリカ
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 木村 風雅
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 水3-4 (W2-401(W241))
- クラス
- -
- 科目コード
- LAH.A504
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では、2030年には22億人(世界総人口比26.4%)に達する見込みとされるムスリム(イスラーム教徒)の宗教思想や政治思想の基本をターム前半で理解し、ターム後半では中東を中心に東南アジアから北アフリカまで広がる中東・イスラーム世界の多様性を、宗派・民族・地域史の視点から理解することを目標としている。
到達目標
(1)高校生世界史や倫理で学習したイスラーム教多数派(スンナ派)の宗教思想に関する知識を、他宗派などの存在と比較した上で歴史的により深く理解できること。
(2)教義や宗派の多様性が現代におけるムスリム諸国の宗教実践、政治思想、社会構造の違いにどのように影響しているかを概略的に理解すること。
(3)労働や留学などで来日するムスリムへの対応において、個々人の出自や宗派に適した対応を配慮できるようになること。
キーワード
イスラーム、中東、移民社会、多文化交流、インバウンド
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
スライドを用いた講義形式を基本としつつ、小規模なグループワークを取り入れる。グループワークでは、担当者が設定したテーマをもとにグループで議論を行い、クラスで共有する。また、習熟度確認のため授業内での小課題を実施するほか、希望者に限り都内のイスラーム寺院の見学も課外授業として企画する。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | ガイダンス、イスラームの基礎知識の再確認 | 高校世界史・倫理でのイスラームの説明記述を復習する。 |
第2回 | イスラームの歴史的背景:一神教の伝統とアラブ社会 | 比較宗教の視点からイスラームと他宗教を比較する。 |
第3回 | イスラームの神学と法学の基本:六信五行をより深く理解するために | イスラームの宗派の違いと学問構成を理解する。 |
第4回 | 「中東」とはどこか?:「中東」概念再考 | 「中東」という地理概念が近代以降の西洋中心主義の世界観から生まれた分析概念であることを理解する。 |
第5回 | 現代のイスラーム世界の広がり:中東を超えて | ムスリム多数派の国々の宗派や文化の歴史、違いを比較して理解する。 |
第6回 | ムスリム・マイノリティ社会の考察:日本と欧米の移民・難民・観光 | 今後、移民や難民、観光客、労働力として増加が見込まれる欧米や日本などのムスリムとの共生の課題を確認する。 |
第7回 | これまでの学習の振り返りと試験 | 試験後に配布される解答例を参照し、自らの回答と比較し、復習を行う。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,授業内での配布資料の該当箇所や毎回の授業で紹介する各テーマに関連する参考文献を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
毎授業で参考資料を配布するため、教科書は指定しない。
参考書、講義資料等
毎回授業内で各テーマに関係する参考文献を紹介する。
成績評価の方法及び基準
第4回授業後に提出の小課題(45%)および第7回授業で実施される期末確認試験(55%) の内容を総合して評価する。
関連する科目
- LAH.A501 : 世界を知る:ヨーロッパ
- LAH.A502 : 世界を知る:東アジア
- LAH.A503 : 世界を知る:中南米
- LAH.A505 : 世界を知る:南・東南アジア
- LAH.A506 : 世界を知る:北米・オセアニア
履修の条件・注意事項
事前に身につけているべき知識や技術はない。
オフィスアワー
質問、意見は授業の前後に受け付ける。電子メールでの相談も可。
担当教員の連絡先アドレスはT2SCHOLAで確認できます。
授業を検討している段階(履修申告前)で質問がある場合は、文系教養科目担当事務室へ連絡してください。
その他
履修者の中から希望があれば、都内のイスラーム寺院の見学の機会も課外時間にて設けます
(希望者のみの自由参加)。
この科目は、修士課程500番台の文系教養科目です。
東工大では、学士から博士後期課程まで継続的に教養科目を履修する「くさび型教育」を実践しています。番台順に履修することが推奨されており、修士課程入学直後の学期(4月入学者であれば1・2Q、9月入学者であれば3・4Q)に履修申告できる文系教養科目は400番台のみです。500番台文系教養科目は、入学半年してから(4月入学者であれば入学した年の3・4Qから、9月入学者であれば入学した翌年の1・2Qから)履修可能となります。