2024年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
ピアレビュー実践 1
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 小泉 勇人
- 授業形態
- 演習 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月3-4 (W9-323(W932))
- クラス
- 1
- 科目コード
- LAH.C402
- 単位数
- 010
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
学術研究の世界では、研究者同士で論文を読みあい、論文の質を問い、改善案を指摘する査読(ピアレビュー)が行われる。本授業の狙いは、このような査読を行うために必要な学術的文章技術(カデミック・ライティング)の基礎知識を習得すると共に、建設的な対話を通じて書き手の文章を改善する技術(チュータリング)の獲得である。また、学士課程の授業「教養卒論」に参加し、学部生を対象にピアレビューを実践する機会を設ける。他者の論文執筆を支援する経験値を積むことで、受講生は翻って自分が書く文章の明瞭さについても的確な診断が行え、思考を整理して文章を書く能力を体得できる。これらの能力は、将来の研究活動やチームで仕事を行う際、互いの能力を引き出すために不可欠な技術として、大きな効果を発揮するであろう。
★過去の受講生の声★
https://www.gsa.citl.titech.ac.jp/voice
到達目標
本講義では、次の能力の獲得を目標とする。
・学術的文章技術の知識に基づき、他者の文章の問題点を見抜くことができる。
・建設的な対話を通じて、文章の問題点を自ら突き止めて推敲する「自立した書き手」を育成できる。
・自分自身が書く文章の論理と明瞭さを冷静に診断し、思考を整理して文章を執筆できる。
キーワード
ピアレビュー、学術的文章技術、文章チュータリング、支援型リーダーシップ、批判的思考
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
前半は、学術的文章技術の習得と共にピアレビューの技術を訓練する。実戦の場として「教養卒論」クラスに参加し、ピアレヴューを行う。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 学術的文章技術(パラグラフ・ライティング)、ピアレビューの導入 | パラグラフの書き方を理解し、ピアレヴューでの対話方法を学ぶ。 |
第2回 | 学術的文章技術(構成/序論) 、ピアレビューの訓練 | パラグラフライティングを復習し、文章構成(特に序論)を学ぶ。これらを応用したピアレヴューでの対話方法を学ぶ。 |
第3回 | 学術的文章技術(ブロック引用)、ピアレビューの訓練 | 構成/序論の書き方を復習しつつ、引用の技術(特にブロック引用)を学ぶ。これらを応用したピアレヴューでの対話方法を学ぶ。 |
第4回 | 教養卒論クラスにてピアレビューを実践する (1) | 「教養卒論」クラスでピアレビューを実践し、振り返りを行う。 |
第5回 | 教養卒論クラスにてピアレビューを実践する (2) | 「教養卒論」クラスでピアレビューを実践し、振り返りを行う。 |
第6回 | 「教養卒論」クラスでの活動を振り返り、非リアルタイム・ピアレヴューの訓練を行う。 | 「教養卒論」クラスで執筆された文章数本に対してコメントを書き、執筆者に送信する。 |
第7回 | ピアレビュー実践、および全体を振り返る。 | これまでのピアレヴュー技術を振り返り、己の技能として定着させる。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため、教科書や配布資料等の該当箇所を参照し、授業内容に関する予習と復習(課題含む)を、それぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
戸田山 和久、『最新版 論文の教室: レポートから卒論まで』、NHK出版、2022
佐渡島紗織,太田裕子(編)『文章チュータリングの理念と実践』、ひつじ書房、2013
参考書、講義資料等
ケイト・L・トゥラビアン (著) 『シカゴ・スタイル 研究論文執筆マニュアル 』、慶應義塾大学出版会、2012
佐渡島紗織、吉野亜矢子(著)『これから研究を書くひとのためのガイドブック』、ひつじ書房、2021(第2版)
成績評価の方法及び基準
コミットメント点70点(授業参加、課題、ピアレヴューの振り返り)、最終レポート30点(必須)。なお、2回以上欠席すると単位は取得できない。
関連する科目
- LAH.C401 : リーダーシップ道場
- LAH.C101 : 東工大立志プロジェクト
- LAH.C301 : 教養卒論
履修の条件・注意事項
「リーダーシップ道場」を80点以上で履修済みのこと。
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
koizumi[at]ila.titech.ac.jp
オフィスアワー
メールで予約のこと。
その他
本授業はGSA (Graduate Student Assistant)プログラムの対象科目である。
80点以上で履修すると、教育革新センターよりGSA-R (レビューアー)の認定証が授与される。