2024年度 学院等開講科目 教養科目群 理工系教養科目
量子化学基礎 E
- 開講元
- 理工系教養科目
- 担当教員
- 腰原 伸也
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 金3-4 (W3-301(W331))
- クラス
- E
- 科目コード
- LAS.C105
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では、現代化学の基礎となる量子化学の初歩を扱う。量子力学誕生に至る前期量子論を概観したあと、量子力学の基本的枠組みを説明する。その後、箱の中の粒子を取り上げて、古典力学と量子力学の違いを詳しく学ぶ。さらに水素原子、多電子原子を説明する。引き続き、分子の構造とエネルギー、および化学結合を議論する。
本学学生として必要な理工系基礎科目の一つとして、化学分野のうちの量子化学の基礎について講義する。本科目を通して、化学に関する知識、方法や考え方が修得できるようにする。
到達目標
本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1)量子力学の基本的枠組みを説明できる。
2)元素の周期律を、原子中の電子の量子力学的状態に立脚して説明できる。
3)化学結合を、分子中の電子の量子力学状態に立脚して説明できる。
4)基本的分子の構造とエネルギーについて、分子軌道の概念を用いて説明できる。
キーワード
波動方程式、電子状態、パウリの原理、化学結合、原子・分子軌道
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
授業計画に従って、基本的に1回の授業で教科書1章分の内容を取り扱う。講義は、基本事項の説明、演習問題の解説および関連トピックの紹介からなる.担当教員の指示にしたがい、授業外の十分な予習・復習が必要である。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 量子力学誕生前夜-前期量子論 黒体放射、光電効果、水素原子の発光 | 教科書第I部1章を事前に読み、基本的な内容を理解する。関連した内容の演習問題。 |
第2回 | 量子力学の基本 シュレーディンガー方程式、ハミルトニアンと演算子 | 教科書第I部2章を事前に読み、基本的な内容を理解する。関連した内容の演習問題。 |
第3回 | 箱の中の粒子 古典力学と量子力学の比較 | 教科書第I部3章を事前に読み、基本的な内容を理解する。関連した内容の演習問題。 |
第4回 | 水素原子 1電子系のハミルトニアン、角運動量、波動関数とエネルギー準位 | 教科書第I部4章を事前に読み、基本的な内容を理解する。関連した内容の演習問題。 |
第5回 | 多電子原子 原子軌道、電子スピン、パウリの原理、電子配置、周期律 | 教科書第I部5章を事前に読み、基本的な内容を理解する。関連した内容の演習問題。 |
第6回 | 分子の構造とエネルギー I H2+イオン、分子軌道、軌道エネルギー | 教科書第I部6章を事前に読み、基本的な内容を理解する。関連した内容の演習問題。 |
第7回 | 分子の構造とエネルギー II H2分子、分子軌道と結合性、混成軌道と分子の構造 | 教科書第I部7章を事前に読み、基本的な内容を理解する。関連した内容の演習問題。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
理工系学生のための基礎化学 量子化学編,[著者] 大島他 化学同人
参考書、講義資料等
特になし.
T2SCHOLAで資料が提供される場合がある.
成績評価の方法及び基準
講義で説明した量子化学の基礎に関する事項を理解しているか,期末試験で評価する.詳細は担当教員が説明する.
関連する科目
- LAS.C110 : 化学実験第一
- LAS.C112 : 化学実験第二
履修の条件・注意事項
特になし.