2024年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
教養特論:障害学
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 木下 知威
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月5-6 (W9-325(W934))
- クラス
- -
- 科目コード
- LAH.S114
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2024年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
【ねらい】身体障害についての教養と思考の軸をつくることです。
【概要】この講義では、歴史学、社会学、教育学、工学、美術、文学などの専門領域を包括しながら「身体障害」について考える機会にします。
身体障害に深く関わるテーマをいくつか設定します。まず、身体障害の概念・定義を考えていきます。次に、手話や点字などのコミュニケーション方法、補聴器や車椅子などの補装具と支援技術、映画や社会運動から介助における身体表現、ユニバーサルデザインやバリアフリーなど社会に対するデザインの考え方などの幅広いテーマを設定し、全体で議論をしていきます。
【基本的な進め方】教養科目であることから、平易な言葉で解説を行います。また、講義の中で4〜5名でグループを作り、テーマにそって議論をおこなうため積極的な参加が望まれます。
【担当教員】ろう者(※)で、手話通訳、音声認識アプリ、筆談、タイピングなどの幅広い視覚的なコミュニケーション方法を用います。みなさんにとって、この講義は新たなコミュニケーションのモードに接する絶好の機会になるでしょう。
※ろう者:生来あるいは幼少期から耳の聞こえないものであり、手話を主要な言語とするもの。
到達目標
1)身体障害の概念と理論を理解する。
2)身体障害に関する幅広い視点を獲得することで、身体障害について自らの言葉で分析し、解説することができる。
3)他者との対話を通じて、身体を多角的にとらえることができ、他者と尊重しあうことができる。
4)自身の興味・関心について、身体障害も含めた解説をすることができる。
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
ろう者としての経験や障害者支援の経験から身体障害全体にアプローチしながら進められる。
キーワード
多様性と異文化、歴史、芸術、社会と法制度、ユニバーサルデザインとバリアフリー、合理的配慮
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
各回ごとに、講義とディスカッションを組み合わせて進める。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | オリエンテーション:身体障害とは何か | 講義のねらいを把握する。身体障害について概観することができる。 |
第2回 | 身体障害と歴史 | 身体論の基礎に基づいて身体障害について解説することができる。 |
第3回 | 身体障害と社会(1) | 身体障害者の状況や社会問題について対話することができる。主に近現代から現代の日本を対象とする。 |
第4回 | 身体障害と社会(2) | 身体障害者の状況や社会問題について対話することができる。主に近現代から現代の日本を対象とする。 |
第5回 | 身体障害とユニバーサルデザイン、バリアフリーおよび法制度 | ユニバーサルデザインやバリアフリーや関連する法制度について対話することができる。 |
第6回 | 身体障害と映画・映像 | 映画・映像における身体障害者について対話することができる。 |
第7回 | 身体障害と芸術表現・文学 | 芸術表現や文学における身体障害者について対話することができる。 |
第8回 | 身体障害とは何か | 講義の総括。課題についてピアレビューし、討議や試験をする。もしくは試験を行う。 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるために配布資料の該当箇所を参照し、授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね50分を目安に行うこと。
教科書
指定しない。配付資料、画像・映像などを検討しながら学習します。また、身体障害者が使用するもの(点字ブロックなど)を実見しながら学習します。
参考書、講義資料等
配布する。
成績評価の方法及び基準
コメントやグループでの討議:60%
レポートもしくは試験:40%
関連する科目
- LAH.H102 : 芸術A
- LAH.H202 : 芸術B
- LAH.H302 : 芸術C
- LAH.H113 : 表象文化論A
- LAH.H215 : 表象文化論B
- LAH.H314 : 表象文化論C
履修の条件・注意事項
身体障害に関する知識・経験を問いません。
その他
使用言語は「日本語」とあるが、実際は日本手話で進められ、手話通訳者が音声日本語に読み取る。また、必要に応じて日本語の
タイピング入力を行う。(使用言語が日本語と英語の2択のため、ここに付記する)