2024年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
経済学C
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 江原 慶
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火7-8 (W9-323(W932)) / 金7-8 (W9-323(W932))
- クラス
- -
- 科目コード
- LAH.S310
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 1Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では,マルクス経済学に基づく資本主義の基礎理論の後半を扱います。まず,労働という人間の活動の特徴を一般的に分析したのち,資本主義のものでの労働のあり方について考察します。続いて,生産という概念についてより詳しく学びます。特に,社会的再生産という捉え方と,労働市場の構造に立ち入って考察します。その後,それまでの生産についての理解を前提に,それを処理する市場のしくみについて,価格機構に焦点を当てて考えます。その上で,取引所などを備えた資本主義の市場組織についてまとめます。
本講義のねらいは,世界で最も厚い研究蓄積をもつ日本のマルクス経済学の成果を活かし,それをアップデートすることで,現代の労働や経済停滞などの諸問題を,資本主義社会における構造的問題として捉えることができるようになることです。社会的再生産の理論においては,科学技術の確定性やその発見が,経済(学)的にいかなるインパクトをもつものかが考察されます。
到達目標
1) 資本主義における労働の特徴を理解できるようになる。
2) 社会全体における生産過程を構造的に捉える方法を身につける。
3) 資本主義の市場における価格決定問題を解けるようになる。
4) 取引所を備えた市場の特徴を理解できるようになる。
キーワード
資本主義,労働,生産,取引所,マルクス
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
配布資料をもとに講義します。受講生には毎回コメントペーパーの記入を求め,講義中に質問・コメントに回答します。第7回で配布資料を配り、第10回にそれに基づきグループワークを行います。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | はじめに | 講義の概要および進め方,教科書はじめに |
第2回 | 労働 | 教科書101-109頁 |
第3回 | 工場制 | 教科書110-133頁 |
第4回 | 問屋制 | 教科書133-139頁 |
第5回 | 生産過程 | 教科書141-151頁 |
第6回 | 生活物資と総労働量 | 教科書152-164頁 |
第7回 | 費用価格と利潤 | 教科書183-192頁 |
第8回 | 生産価格 | 教科書192-197頁 |
第9回 | マルクスの基本定理 | 配布資料 |
第10回 | ホーキンス・サイモン条件とペロン・フロベニウスの定理、小テスト | 配布資料 |
第11回 | 複数生産条件の処理 | 教科書197-211頁 |
第12回 | 市場組織(1):先物取引 | 教科書302-303頁 |
第13回 | 市場組織(2):証券市場 | 教科書244-251頁 |
第14回 | まとめ,期末試験 | マルクス経済学の再構築の意義と課題,期末試験 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
小幡道昭『経済原論:基礎と演習』東京大学出版会,2009年
参考書、講義資料等
講義中に指示する
成績評価の方法及び基準
コメントペーパー,小テスト:30%,期末試験:70%
関連する科目
- LAH.S109 : 経済学A
- LAH.S209 : 経済学B
- LAH.S407 : 文系エッセンス7:経済学
履修の条件・注意事項
高い日本語の読み書き能力
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
ehara.k.ac [at] m.titech.ac.jp