2024年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
国際関係論C
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 川名 晋史
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 火7-8 (S2-201(S224)) / 金7-8 (S2-201(S224))
- クラス
- -
- 科目コード
- LAH.S305
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 1Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では、国際関係を捉える基本的な理論枠組であるリアリズム、リベラリズム、コンストラクティビズムについて考察していく。そしてそれらを具体的な事象に援用し、理論の射程と限界を明らかにすることで、国際関係の構造と多元性を炙り出そうとする。
そのねらいは、第一に、複雑な国際関係を理解するための相対的な視点を養うことにあり、第二には、理論と実際の反復作業をつうじて、応用範囲の広い問題解決型の思考を形成することにある。
到達目標
本講義を履修することで次の能力を修得する。 1)主要な国際関係理論を理解する。 2)複数の理論の特徴を理解し、その違いを記述する。 3)国際関係理論の歴史的な発展過程を理解する。
キーワード
リアリズム、リベラリズム、コンストラクティビズム
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
講義形式で行うが、受講者との双方向的なやり取りも重視する。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | ガイダンス | 現代の国際政治を理解するために理論を学ぶ意義を理解する。 |
第2回 | 社会科学のなかの国際関係論 | 「科学」としての国際関係論の目的を理解する。 |
第3回 | 理論と方法の射程 | 国際関係理論の説明範囲と実証の方法を理解する。 |
第4回 | リアリズム―自然状態とアナーキー、クラシカルリアリズム | リアリズムの思想的基盤と初期のリアリズムの特徴を理解する。 |
第5回 | リアリズム―ネオリアリズム | 合理的アクターたる国家が織りなす国際政治力学を理解する。 |
第6回 | リアリズム―ネオクラシカルリアリズム、リアリスト・コンストラクティビズム | 国際政治と国内政治の再接近を理論的に理解する。 |
第7回 | リベラリズム―自然調和 | リベラリズムの思想的基盤を理解する。 |
第8回 | リベラリズム―相互依存とレジーム | リベラリズム躍進の原因を70年代以降の国際関係の諸相の中に見出す。 |
第9回 | リベラリズム―制度とネオ・リベラリズム | 「原因」としての制度とはなにか。ゲーム理論の援用とともに理解する。 |
第10回 | コンストラクティビズム―合理主義の陥穽 | 主要理論はなぜ冷戦の終結を予見できなかったか。その陥穽を理解する。 |
第11回 | コンストラクティビズム―間主観性、規範、適切性の論理 | 国際関係を規定する非物質的な要因とはなにか。理論の新展開を捉える。 |
第12回 | 構造主義―国際システムの階層性 | 米国が構築する階層的な国際システムの特質を理解する。 |
第13回 | 応用―対外政策決定論 | 事例(キューバ危機)を用い、国家の対外政策決定過程を理解する。 |
第14回 | 期末試験 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,授業内容に関する予習と復習(課題含む)を行うこと。
教科書
特になし。毎回レジュメを配布する。
参考書、講義資料等
・川名晋史『在日米軍基地ー米軍と国連軍、「2つの顔」の80年史』(中公新書、2024年)
成績評価の方法及び基準
リアクションペーパー(20%)、期末試験(80%)
関連する科目
- LAH.S104 : 国際関係論A
- LAH.S204 : 国際関係論B
履修の条件・注意事項
なし
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
shinji.kawana[at]ila.titech.ac.jp
オフィスアワー
メールで事前予約すること。