2024年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
文化人類学C
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 磯野 真穂
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月3-4 (W9-730) / 木3-4 (W9-730)
- クラス
- -
- 科目コード
- LAH.H303
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 2Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
生まれてから死ぬまで絶対に手放すことができない身体。とはいえ身体とは一体なんなのでしょうか?私たちは、なぜダイエットをしたり脱毛をしたりして身体に手を入れるのでしょうか。また身体とともにあるかぎり病気と死を避けて通ることはできません。人類はこの二つとどのように向き合い、対応してきたのでしょうか?本講座では、文化人類学の身体・病気・死に対する基本的な眼差しを学びつつ、その眼差しを踏まえてグループ毎に21世紀の理想の身体を予想する小説を書いてもらいます。(モデルとなる小説は講義の中でお渡しします)。
到達目標
1.文化人類学の理論を用いた身体・病気・死についての分析が可能になる
2.科学技術と身体の関係、およびその境界について文化人類学の観点から説明ができるようになる
キーワード
身体、病気、予防医学、科学技術、死
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
文化人類学と医療人類学の理論を用いて、身体病気について詳細な見方ができるようになることを目指します。文化人類学の視点を学びつつ、グループ毎に21世紀の理想の身体をテーマに小説を作成します。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | イントロダクションー21世紀の理想の身体 | 理想の身体に関する小説を読んでくる |
第2回 | 身体とは何か -個人的身体、社会的身体、政治的身体 | コロナ前とコロナ中で自己あるいは他者の身体に対する感覚にどう変化があったかを考えてくる |
第3回 | 身体とは何か -象徴としての身体、行為としての身体 | 他者の身体から自分がどのような影響を受けているのかを考えてくる |
第4回 | 身体変工(1)- 通過儀礼における身体変工とダイエットの違い | 通過儀礼における抜歯や入れ墨のような身体変工とダイエットのような身体変工の違いがどこにあるかを考えくる |
第5回 | 身体変工(2) -科学技術と身体 | 科学技術と身体の境界があやふやになっている事例を三つリスト化してくる。 |
第6回 | 講評会(1) | 小説の第1校をグループで作成してくる |
第7回 | 病気とは何か | 人生において自分や周りの他者が病気であると感じた瞬間はどのような時かを考えてくる |
第8回 | 「治療」に関する三つの諸相 - ヘルスケアシステム | 具合が悪いと感じた時に自分がどのような行動を取るのかを詳細にリスト化する |
第9回 | 予防医学 ー 揺らぐ健康と病気の境界と、止まらない人間の数値化 | 病気の範囲が拡大する時、私たちの生活にどのような変化が起こるかを考えてくる |
第10回 | 講評会(2) | 小説の第2校をグループで作成してくる |
第11回 | 死とは何か(1)ー人はいつ死ぬのか | なぜ人はお葬式を上げるのかを考えてくる |
第12回 | 死とは何か(2)ー死者とともに生きるとは | 死者とともに生きることができるとしたらそれはどのような状態かを考えてくる |
第13回 | 質疑応答&グループワーク | 小説の第3校をグループで仕上げてくる |
第14回 | 講評会(3) | 小説の最終稿を仕上げてくる |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
講義の中で適宜指定します
参考書、講義資料等
講義の中で適宜指定します
成績評価の方法及び基準
中間報告(小説1校と2校)および最終報告(小説最終校)によって評価します。小説そのものの完成度より、最終稿に辿り着くまでの思考のプロセスを評価対象とします。グループ内での貢献度を評価に反映させるため、メンバーそれぞれの評価シートを個別に提出していただきます。
関連する科目
- LAH.H103 : 文化人類学A
- LAH.H203 : 文化人類学B
- LAH.S446 : 文系エッセンス55:文化人類学
履修の条件・注意事項
事前に身につけておくべき条件はありません。ディスカッションやワークショップのパートも毎時間ありますので、積極的な参加を期待します。楽しくやりましょう!
その他
受講人数と学生の理解度に応じてシラバスに変更を加えることがある