2024年度 学院等開講科目 教養科目群 文系教養科目
経済学B
- 開講元
- 文系教養科目
- 担当教員
- 江原 慶
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月1-2 (W9-324(W933)) / 木1-2 (W9-324(W933))
- クラス
- -
- 科目コード
- LAH.S209
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3Q
- シラバス更新日
- 2025年3月17日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では,マルクス経済学に基づく資本主義の基礎理論の前半を扱います。まず資本主義における市場に焦点を当て,その構造を分析するために必要となる,商品・貨幣・資本といった概念について説明します。特に,商品の要件や貨幣の役割,資本という概念の捉え方を学びます。そうした概念を踏まえて,資本主義の市場の構造を分析し,さらにその構造が変容する可能性について,理論的に検討します。
本講義のねらいは,世界で最も厚い研究蓄積をもつ日本のマルクス経済学の成果を活かしつつ,それをアップデートすることで,常識化している需給均衡的な市場理解だけが唯一の経済学ではなく,もう一つの首尾一貫した市場理論が構想できることを示すことです。それにより,経済社会がなぜ人によって異なって見えてしまうのか,合理的に説明するための手がかりを得ることができます。
到達目標
1) 商品から始まる経済学の基礎理論を理解できるようになる。
2) 商品・貨幣・資本の各概念を体系的に関連づけ,資本主義の市場を理論的に考察できるようになる。
3) 資本主義の市場が構造的に変容する可能性を,理論的に検討できるようになる。
キーワード
資本主義,商品,貨幣,資本,市場,マルクス
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
配布資料をもとに講義します。受講生には毎回コメントペーパーの記入を求め,講義中に質問・コメントに回答します。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | はじめに | 講義の概要および進め方,教科書はじめに |
第2回 | 資本主義とマルクス経済学 | 教科書序論 |
第3回 | モノと商品 | 教科書21-26頁 |
第4回 | 商品の二要因 | 教科書26-30頁 |
第5回 | 商品の価値形態(1):価値の表現 | 教科書31-38頁 |
第6回 | 商品の価値形態(2):価格の概念 | 教科書38-48頁 |
第7回 | 小括 | 商品論のまとめと小テスト |
第8回 | 価値増殖 | 教科書79-86頁 |
第9回 | 変容する貨幣と資本(1):物品貨幣から姿態変換型へ | 教科書86-92頁 |
第10回 | 信用機構(1):商業信用 | 教科書220-226頁 |
第11回 | 信用機構(2):銀行信用 | 教科書226-244頁 |
第12回 | 変容する貨幣と資本(2):資産集積型から信用貨幣へ | 教科書92-95頁 |
第13回 | 貨幣のある市場 | 教科書49-77, 95-98頁 |
第14回 | まとめ,期末試験 | 市場理論の再構築の意義と課題,期末試験 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
小幡道昭『経済原論:基礎と演習』東京大学出版会,2009年
参考書、講義資料等
江原慶『マルクス価値論を編みなおす』桜井書店,2024年
成績評価の方法及び基準
コメントペーパー,小テスト:30%,期末試験:70%
関連する科目
- LAH.S109 : 経済学A
- LAH.S310 : 経済学C
- LAH.S407 : 文系エッセンス7:経済学
履修の条件・注意事項
高い日本語の読み書き能力
連絡先 (メール、電話番号) ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。
ehara.k.ac [at] m.titech.ac.jp