2024年度 学院等開講科目 環境・社会理工学院 土木・環境工学系 土木工学コース
都市経済分析
- 開講元
- 土木工学コース
- 担当教員
- 髙山 雄貴
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月7-8 (W5-105) / 木7-8 (W5-105)
- クラス
- -
- 科目コード
- CVE.D406
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 4Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
合理的な都市政策を見出すためには,都市問題が生じるメカニズムを理解したうえで,政策手段の効果を予測する必要がある.都市経済学はそれらの基礎となる経済学の一応用分野であり,政策がもたらす便益を適切に評価ことができるという,土木工学的にも重要な特徴を持つ.そこで,本講義では,都市経済分析で要求される基礎理論に加え,政策評価への応用方法について講義する.
到達目標
本科目を履修することによって次の能力を修得する.
1. 経済活動が空間的に集積するメカニズムを説明することができる.
2. 都市内部で見られる経済活動の空間分布の特徴と,それが生じるメカニズムを説明することができる.
3. 都市規模分布に見られる規則性・特徴と,それが生じるメカニズムを説明することができる.
4. 様々な都市・交通政策効果を評価するための方法を説明することができる.
キーワード
都市経済学,均衡,政策分析
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
基礎理論について講述しつつ,途中,演習を併せて実施することにより,内容に対する理解を深める.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 概論:集積の経済と都市の形成 | ・本講義の目的と対象範囲 |
第2回 | 古典的立地論 | ・立地論の基礎 |
第3回 | 都市内土地利用I: 閉鎖都市 | ・単一中心都市モデル(閉鎖都市) |
第4回 | 都市内土地利用II: 開放都市 | ・単一中心都市モデル(開放都市) ・付け値地代アプローチと均衡分析 |
第5回 | 交通混雑の経済分析I: 外部不経済による非効率性 | ・均衡配分 ・Braessパラドクス |
第6回 | 交通混雑の経済分析II: 外部不経済の内部化 | ・混雑料金 ・外部性の内部化 |
第7回 | 都市経済分析の数理的基礎:進化ゲーム理論との対応 | ・進化ゲーム理論 |
第8回 | 人口移動と進化ダイナミクス | ・進化ダイナミクス |
第9回 | 均衡状態の安定性 | ・安定性 |
第10回 | 企業間取引と立地:外部経済による経済集積 | ・集積の経済 |
第11回 | 都市の規模:均衡と最適 | ・都市システムモデル |
第12回 | 都市間交通と都市規模:新経済地理学 | ・新経済地理学モデル |
第13回 | 投入産出分析と応用一般均衡分析 | ・空間応用一般均衡モデル |
第14回 | 定量的空間経済学 | ・定量的空間モデル ・定量的都市モデル |
第15回 | まとめ | ・講義のまとめ |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
指定なし
参考書、講義資料等
Fujita, M. (1989). Urban Economic Theory: Land Use and City Size. Cambridge University Press.
Fujita, M., & Thisse, J.-F. (2013). Economics of Agglomeration: Cities, Industrial Location, and Globalization. Cambridge University Press.
Fujita, M., Krugman, P. R., & Venables, A. J. (1999). The Spatial Economy: Cities, Regions and International Trade. MIT Press.
Sheffi, Y. (1985). Urban Transportation Networks: Equilibrium Analysis with Mathematical Programming Methods. Prentice-Hall, Englewood Cliffs, NJ.
Sandholm, W. H. (2010). Population Games and Evolutionary Dynamics. MIT Press.
成績評価の方法及び基準
演習(20%),レポート課題(80%)
関連する科目
- CVE.D201 : 土木計画学
- CVE.D301 : 交通システム工学
- CVE.D311 : 公共経済学
- CVE.D405 : 交通の科学とシミュレーション
履修の条件・注意事項
CVE.D201, CVE.D301, CVE.D311を履修していること,あるいは,同等の知識を有していること.