2024年度 学院等開講科目 環境・社会理工学院 土木・環境工学系 土木工学コース
建設マネジメント特論
- 開講元
- 土木工学コース
- 担当教員
- 岩波 光保 / 長谷川 専 / 松川 圭輔 / 平石 和昭 / 前田 泰芳 / 小泉 幸弘 / 竹末 直樹 / 牧 浩太郎
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 木5-6 (W5-106)
- クラス
- -
- 科目コード
- CVE.F432
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3~4Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
国内外の建設プロジェクトに対応可能な人材の育成を目的として、国内外における建設市場の近年の動向や取り巻く環境の変化を概説する
建設産業と建設プロジェクトの特徴と課題を示した上で、建設プロジェクトの一連の流れに沿って建設マネジメント論の構成要素およびトピックについて講義する。
到達目標
国内外における建設市場の近年の動向や取り巻く環境の変化を理解する.
建設産業と建設プロジェクトの特徴を理解する.
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
建設会社、コンサルタント等において設計、施工、技術開発に従事した教員が担当しており、建設マネジメントについて実務的な観点から学修することができる。
キーワード
入札/契約,積算,タイムマネジメント,コストマネジメント,リスクマネジメント,資金調達/キャッシュフロー,法務,アセットマネジメント,政府開発援助プロジェクト
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
座学形式で行う.途中及び最後にレポートを課す.
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | イントロダクション・建設プロジェクトの流れ | プロジェクト、プロジェクトマネジメントと建設マネジメント、PMBOK、計画、基本設計、詳細設計、建設、運営・維持管理、入札契約方式、プロジェクトスキーム |
第2回 | 入札・契約 | 入札書類、契約、技術仕様、事前資格審査、見積もり,入札、入札ボンド、履行保証ボンド、支払い保証ボンド、契約締結、遅延、契約変更、条件変更、VE、損害賠償、支払い |
第3回 | 積算 | 費用見積もり、見積もり手法、費用項目、一般管理費、詳細費用の決定手法、減価償却 |
第4回 | 土木計画:新幹線プロジェクトを例に | 新幹線開発, 土木計画,長期計画 |
第5回 | 土木プロジェクトの評価:新幹線プロジェクトを例に | 新幹線開発, プロジェクト評価,産業連関分析, 費用便益分析,応用一般均衡分析 |
第6回 | タイムマネジメント(1) | 遅延損失、遅延理由、スケジューリング、ワークブレークダウンストラクチャー(WBS)、アクティビティ順序、アクティビティ所要期間見積もり、アクティビティリスト、ガント・チャート、マイルストーン、スケジュールネットワーク分析、アローダイヤグラム法(ADM)、トータルフロート、フリーフロート、クリティカルパス法(CPM) |
第7回 | タイムマネジメント(2) / コスト・マネジメント | プレシデンスダイアグラム法(PDM)、クリティカル・チェーン法、フィーディングバッファー、スケジュールバッファー、スケジュール短縮方法、クラッシング、ファストトラック、モニタリング、スケジュール管理,コスト管理、アーンドバリュー、計画バリュー、実績コスト、コスト差異、スケジュール差異、遅延、コストパフォーマンス指標(CPI)、スケジュールパフォーマンス指標(SPI)、完了時見積もり、アーンドバリューマネジメントシステム(EVMS),コスト・スケジュール統合見積もり、リスクがある場合のコスト・スケジュール統合見積もり、定量リスク分析、確率分布、中心極限定理、モンテカルロシミュレーション、クリティカル指標 |
第8回 | キャッシュ・フローと資金調達 | 借入、返済、部分払い方式、銀行信用限度、融資枠、金利、借り越し、キャッシュフロー, 黒字倒産, 前払い金、内部収益率(IRR)、短期資金、長期資金、借入れ、債券発行による資金調達 |
第9回 | リスクマネジメント | 損失要因、損失発生状況、曝露、リスク、純粋リスク、投機的リスク、不確実性、変動性、リスクの連鎖構造、リスク抽出、定性リスク分析、確率/影響度リスク得点表、感度分析、定量リスク分析、リスク対応計画、リスクコントロール、リスクファイナンス、リスクマップ |
第10回 | 建設法務入門 | 契約、建設契約、契約条件と契約図書、請負者の責務、発注者の責務、契約管理担当者の役割、設計責任、工期、変更 |
第11回 | 開発途上国における社会基盤整備と国際協力・ODA | 政府開発援助、発展途上国、SDGsへの貢献、質の高いインフラパートナーシップ、自由で開かれたインド太平洋 (FOIP)、プロジェクトマネジメント、不確実性 持続可能性、能力開発、ODA借款、技術供与、無償資金協力、民間セクター投融資、システムパッケージ輸出、開発と環境、経済成長と貧困削減 |
第12回 | オペレーションとメインテナンスのマネジメント(マネジメントシステム) | 運営・維持管理(O&M)、インフラアセットマネジメント、インフラ投資余力、劣化、荒廃するアメリカ、劣化予測、ライフサイクルコスト(LCC)の最小化、ISO55000シリーズ |
第13回 | オペレーションとメインテナンスのマネジメント(iコンストラクション) | Society5.0, iコンストラクション, 生産性. ICT, デジタルトランスフォーメーション(DX) |
第14回 | 建設マネジメントモデルと求められる資質とスキル | 建設マネジメントの基本モデル,土木技術者に求められる資質とスキル、ケーススタディ |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
資料を配布する.
参考書、講義資料等
- プロジェクトマネジメント知識体系ガイド(PMBOKガイド)
"A Guide to the Project Management Body of Knowledge"(PMBOK Guide), Project Management Institute
- Daniel Halpin: "Construction Management", Wiley
成績評価の方法及び基準
- 最終レポート Final Report : 50%
- 演習(レポート)Exercise(reports) : 30%
- 講義貢献等 Positive attitude : Additional(20%)
関連する科目
- CVE.D201 : 土木計画学基礎
履修の条件・注意事項
特に無し