2024年度 学院等開講科目 環境・社会理工学院 土木・環境工学系 都市・環境学コース
非構造耐震設計論
- 開講元
- 都市・環境学コース
- 担当教員
- 石原 直
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 月7-8 (G3-207(G324))
- クラス
- -
- 科目コード
- UDE.S503
- 単位数
- 100
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 1Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 英語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
本講義では、地震時に甚大な被害によって人的被害を生み出すことや社会の事業継続性を損なうことが危惧される非構造要素、特に天井に対する耐震設計のあり方について説明する。建築における非構造要素とは、外壁、天井や間仕切壁などの仕上材や家具などの什器および設備機器などが含まれる。それぞれの振動特性等により加速度が損傷の要因となるものや変位(層間変位)が損傷の要因となるものがあり、過去の地震における落下被害など事例を紹介するとともに、損傷を引き起こす要因に応じた対処方法について説明する。
非構造要素の地震時の被害は日本国内のみではなく地震が発生する国における共通の問題となっている。これは構造躯体がこれまでの研究によりその耐震性能が向上したのに対して非構造要素は十分な研究がこれまでなされてこなかったことによる。耐震設計の基本的な考え方は構造躯体と同様であるが、非構造要素は脆性的な挙動となることから加速度や変位に対して十分な安全性を確保する必要がある。また、地震動は構造躯体の振動によって増幅され、その増幅された揺れが非構造要素への入力となることを考慮する必要がある。
到達目標
本講義を履修することによって次の能力を習得する。
1)建築における非構造要素の被害発生要因を説明できる
2)構造躯体の応答の特徴を説明できる
3)非構造要素に発生する慣性力を算定することができる
4)非構造要素の地震被害を軽減するための方法を考えることができる
キーワード
非構造要素,耐震性能,天井,間仕切壁
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
演習問題にも取り組んでもらいます。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 非構造要素とは? | 建築における非構造要素の分類 |
第2回 | 過去の地震における非構造要素の被害形式 | 実被害事例とその形式 |
第3回 | 構造躯体の地震応答(1) | せん断棒によるモデル化とモード解析の方法 |
第4回 | 構造躯体の地震応答(2) | 応答スペクトル法による最大応答の推定 |
第5回 | 非構造要素に作用する地震荷重 | 地震時に非構造要素に生じる慣性力の基本的考え方 |
第6回 | 慣性力と強制変形を受ける非構造要素の地震応答 | モード解析方法、支持条件による応答の差異 |
第7回 | 大規模間仕切壁の面外応答実験 | 非構造要素を支える2次部材の耐震設計 |
第8回 | 今後の課題 | 非構造要素耐震設計における今後の課題 |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,配布資料の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書
特になし
参考書、講義資料等
必要に応じて講義資料を配布します。
成績評価の方法及び基準
非構造要素の耐震設計に関する理解度を評価
演習問題100%
関連する科目
- ARC.S301 : 建築構造設計第一
- ARC.S302 : 建築構造設計第二
- ARC.S303 : 建築構造設計第三
- CVE.A432 : 実務耐震工学I
- CVE.A433 : 実務耐震工学II
- ARC.S422 : 構造デザイン実践論
- UDE.S401 : 建築構造物の動力学
履修の条件・注意事項
建築構造物の動力学を履修していること