2024年度 学院等開講科目 環境・社会理工学院 建築学系 建築学コース
構造デザイン実践論
- 開講元
- 建築学コース
- 担当教員
- 金箱 温春
- 授業形態
- 講義 (対面型)
- メディア利用科目
- -
- 曜日・時限
(講義室) - 木1-2 (W5-104)
- クラス
- -
- 科目コード
- ARC.S422
- 単位数
- 200
- 開講時期
- 2024年度
- 開講クォーター
- 3~4Q
- シラバス更新日
- 2025年3月14日
- 使用言語
- 日本語
シラバス
授業の目的(ねらい)、概要
意匠・構造に関わらず建築の設計においては構造デザイン(構造計画)が重要である。構造デザインは、普遍的な構造技術を前提とするとともにそれぞれの建築の個別性にも対応し、要求される諸条件に対してバランスを考えることが必要であり、いわば普遍性と個別性を兼ね備えたものである。本講義では、構造計画の原理について述べるとともに、豊富な構造設計事例をそのプロセスを含めて紹介を行う。
本講義のねらいは構造デザインを実践的に習得することであり、具体的には二つの内容から構成される。一つは構造設計事例を学びそれらを通じて構造デザインの原理を理解することである。もう一つは、講義内容を理解した上で、実際の建物に構造デザインの分析を行うことである。
到達目標
本講義を履修することによって以下の能力を習得する。
1)建築デザインと構造デザインの関係を考え、建築の構造設計方針を立てることができるようになる
2)構造力学、材料力学、振動学などと構造設計の関係が理解でき、技術的判断を行う基礎が身につく
実務経験のある教員等による授業科目等
実務経験と講義内容との関連 (又は実践的教育内容)
建築構造設計を45年にわたって行ってきている。多くの建築家と様々な種類の構造設計を行っており、事例をもとにした講義を行う。
キーワード
構造デザイン、構造計画
学生が身につける力
- 専門力
- 教養力
- コミュニケーション力
- 展開力 (探究力又は設定力)
- 展開力 (実践力又は解決力)
授業の進め方
テーマ毎に配布資料を基に構造デザイン論を述べていく。課題を提出し、受講者が発表、議論を行う授業を行う。
授業計画・課題
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 構造設計者の役割 | 構造設計の現状と構造設計者の役割を理解する |
第2回 | 構造デザインの意義・プロセス | 建築デザインと構造デザインの関係や構造デザインのプロセスを理解する |
第3回 | 大空間建築の構造 | 力の流れと種類、形態による力の制御について理解する |
第4回 | 構造材料の特性とデザイン・RC造 | RC造の特性が構造デザインにどのように生かされているかを理解する |
第5回 | 構造材料の特性とデザイン・鉄骨造 | 鉄骨の特性が構造デザインにどのように生かされているかを理解する |
第6回 | 構造材料の特性とデザイン・木造 | 木造の特性が構造デザインにどのように生かされているかを理解する |
第7回 | ハイブリッド構造のデザイン | ハイブリッド構造を理解する |
第8回 | 構造デザインの分析・発表(1) | デザインと構造の関係を実プロジェクトから考える |
第9回 | 構造デザインの分析・発表(2) | デザインと構造の関係を実プロジェクトから考える |
第10回 | 構造デザインの分析・発表(3) | デザインと構造の関係を実プロジェクトから考える |
第11回 | 複雑な機能・形態と構造デザインの関係(1) | 建築デザインと構造でデザインの融合を考える |
第12回 | 複雑な機能・形態と構造デザインの関係(2) | 建築デザインと構造でデザインの融合を考える |
第13回 | 免震構造・制振構造のデザイン | 免震構造・制振構造の原理とその活用を考える |
第14回 | 耐震改修の構造デザイン | 耐震改修の原理とその活用を考える |
準備学修(事前学修・復習)等についての指示
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね30分を目安に行うこと。
教科書
特になし
参考書、講義資料等
金箱温春:構造計画の原理と実践、建築技術、2010年
金箱温春:ディテールから考える構造デザイン、学芸出版社、2021年
渡辺邦夫、新谷眞人、金箱温春:VA/魅せる力学、建築画報社、2002年
成績評価の方法及び基準
課題演習の発表(60%)及びレポート(40%)により行う。
関連する科目
- ARC.S301 : 建築構造設計第一
- ARC.S302 : 建築構造設計第二
- ARC.S303 : 建築構造設計第三
- ARC.S421 : 応用構造設計特論
履修の条件・注意事項
日本語を理解すること